カテゴリ:美術展・展覧会
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《京都市、龍安寺石庭》1960年3月14日-4月22日 写真 Harverd Art Museums / Fogg Museum Gift of Bernarda Bryson Shahn 絵画、公共の壁画やポスター、版画集、装丁、挿絵、雑誌の表紙、LPレコードのジャケットを作り、そして素晴らしい写真家でもあったベン・シャーン。 日曜美術館でも紹介された[http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2012/0115/index.html 静かなるプロテスト]~反骨の画家 ベン・シャーン~ のUPが遅くなってしまいました。 [[attached(2,center)]] シャーンはよく描いてくれましたね。 このラッキー・ドラゴン丸が福島県立美術館蔵とは、皮肉です。 アメリカの核実験に遭遇し亡くなった第五福竜丸の久保山愛吉さんは「被曝するのは私を最後にしてほしい」と言っていたのに、今は多くの人が被曝したり被曝の恐怖におののいているのではないでしょうか。 名古屋市美術館ではベン・シャーン展にあわせて第五福竜丸の映画会を無料で提供しました。 アメリカの美術館はベン・シャーン作品を福島には貸し出さないらしいです。 絵画、公共の壁画やポスター、版画集、装丁、挿絵、雑誌の表紙、LPレコードのジャケット、そして素晴らしい写真家でもあります。 美術館で見た娘のためにも描いた?絵本の複製がほしかったのですが。 [[attached(3,center)]] ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸 [http://www.moma.pref.kanagawa.jp/museum/exhibitions/2011/benshahn/index.html ベン・シャーン]は1898年、バルト海に近いコヴノ(現在のリトアニアのカウナス)のユダヤ人家庭に生まれ。1906年にアメリカに移住後、ニューヨークの石版画製作所で徒弟修業をしながら夜間高校や大学に通い、ヨーロッパ旅行を経て画家への道を歩みました。1930年代、不況下のニューヨークで社会の不正義に対して声を挙げた作品が注目され、世に出たシャーンですが、その眼差しは社会に対してだけでなく、日々を生きる一人ひとりの普通の生活にも向けられています。怒りや悲しみへの共感、時にユーモアも含んだその作品は、力強さとともに見る人の心にそっと手をさしのべる暖かさを持っています。 [[attached(4,center)]] {{{<サッコとヴァンゼッティ>、手錠がかけられています。 1927年8月に、サッコとヴァンゼッティというふたりのイタリア系移民のアメリカ人が、無実ながら処刑された事件です。思想弾圧事件です。処刑当日、ニューヨークのユニオン・スクエアに集まった抗議の市民の中にいた石垣綾子さんが詳しく書かれています。 *(さらばわがアメリカ 石垣綾子著 三省堂、昭和47年発行}}} {{{福島原発事故による放射能の甚大な被害。原子力が抱える人類規模の問題を、50年前、静かに告発した画家がいた。20世紀アメリカを代表する画家ベン・シャーン(1898~1969)。 彼の晩年の代表作が、1954年の第五福竜丸被爆の事件をテーマにした「ラッキー・ドラゴン」シリーズ(1960)である。日本では、2006年に「ここが家だ~ベン・シャーンの第五福竜丸~」というタイトルの絵本として出版され、大きな注目を集めた焼津港を出港した船が漁をする様子、被爆の瞬間、死の灰、そして久保山愛吉さんの死など、事件の経過が克明に描かれた絵本。シャーンはその後も連作を描き続け、アメリカでも原子力の開発に警鐘を鳴らした。 リトアニアの貧しいユダヤ人の息子として生まれ、幼い頃両親とともにアメリカに移住したシャーンは、ニューヨークで石版工として働き、大学で学んだ後、画家の道を志す。出世作となったのは、二人の社会主義者の移民が強盗殺人のえん罪で処刑された「サッコとヴァンゼッティ事件」(1931)のシリーズだった。裁判の経過を淡々とドキュメント風に描いた作品は大反響を呼ぶ。 以後シャーンは常に社会の不正から目をそらすことなく、貧しい人々、弱い立場の人々の哀(かな)しみや痛みを深いまなざしで描き続けた。見る者の心にそっと手を差しのべるような絵。 福島の原発事故、格差社会に怒るアメリカの若者たちのデモ、時代はまさに国境を越え、シャーンが見据えた苦難に満ちている。 番組では20年ぶりに日本で大回顧展(絵画イラストなど200点、写真300点)が開かれるのを機に、ベン・シャーン芸術の今日的意味を読み解く。}}} 芸術新潮1月号ベン・シャーン特集、買いたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.03.15 13:41:31
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