カテゴリ:映画
伝説的エンターテイナー、ピアノパフォーマー、リベラーチェ(WIKIに実際の写真があります)を知らなかったのですが雑誌ミュージカルの萩尾瞳さんが紹介しているので観ました。 『オーシャンズ』シリーズなどのスティーヴン・ソダーバーグが監督を務め、かつて世界で最も稼ぐエンターテイナーと呼ばれたスターの私生活を描いた伝記ドラマ。主人公リベラーチェが一人の男と出会い、愛し合うようになる1977年から、死を迎えた1987年までの晩年の10年間をつづる。ド派手な衣装に身を包んだリベラーチェにふんするのはマイケル・ダグラス。そのパートナーをマット・デイモンが演じる。名優二人の役に成り切った強烈な演技と、お互いに支え合いながらも必要とするあまりに苦悩する愛憎劇に圧倒される ラインストーンをびっしりあしらった燭台付きピアノ、 豪華な毛皮のお引きずりコート! 宝石ギンギラ、ロールスロイスで登場したり、フライングまで派手派手のラスベガスのショーの世界。 ショパンのノクターンからミュージカルの「見果てぬ夢」、ポップスなど弾きながら歌うマイケル・ダクラスのショーシーン♪ がんも克服した、反原発活動家。 あの名作「カッコーの巣の家で」などを製作。 お父さんのカーク・ダグラスのスパルタカス何回観たことでしょうか。 あの時代は赤狩り! そのマイケルがここまでゲイの世界を! 禿げかつらをかぶり、肉体をさらし、舞台シーンでは大きなカツラ 政治活動、特に反原発活動家として知られている。原子力事故を描いた映画『チャイナ・シンドローム』を製作、出演した。また、国連平和大使にも任命されている[3 第2回テレビ批評家協会賞主演男優賞(テレビ映画・ミニシリーズ部門)受賞 2010年8月、ステージ4の末期の喉頭癌を患っていることを公表[15]。抗癌剤治療と 放射線治療を受けていたが、2011年1月16日の第68回ゴールデングローブ賞授賞式に夫婦揃って久しぶりに公の場に姿を現した。その際に受けたインタビューにて咽頭癌を克服した旨を明らかにした(但し、月1回の検査は引き続き受けているとのこと)。 スコット(マット・デーモン)も太ったり痩せたり… リベラーチェはスコットに若き日の自分の顔に似せるように美容整形外科のロブ・ロウに依頼、スコットはせめて顎の割れ目を作ってくれと頼みます。 でもスコットはダイエット用と処方された麻薬の依存症になってしまいます。 こういう人は次々恋人を替えるんですね。 あのころはまだゲイであることは秘密。スコットのモデルは健在 これから上映されるミュージカル映画 バックコーラスの歌姫・イントゥ・ザ・ウッズ 「炎のランナー」(1981)が作品賞を獲った第54回アカデミー賞授賞式は日本でも放送されたから、ゲストパフォーマーとして招かれたリベラーチェがキンキラの衣装を着てピアノをかき鳴らす場面は見ているはずなのに、なぜか記憶がない。だから「恋するリベラーチェ」はまさに目から鱗。ロック・ハドソンがゲイをカミングアウトした直後、HIVで他界した同じ時代に、ゲイは勿論、HIVに感染したことも頑なに隠し続けて生涯を閉じた希代のエンターテイナーがいたなんて。 かつて、そして、今も、アメリカのショービズ界がゲイ(特に男性同性愛者)にとって窮屈なコミュニティであることに変わりはない。でも、スティーブン・ソダーバーグの視点は社会的偏見とその犠牲者という対比には重きを置いてないように思う。むしろ、豪邸に恋人のスコット・ソーソンを住まわせ、自分と同じ顔に作り直させた挙げ句、ポイ捨てする天才ピアニストの懲りない性癖と、囲われ生活に染まっていく青年の無垢とが混ざり合い、やがて予想通り破綻していく世界は、外側だけが激甘にコーティングされた砂糖菓子のよう。虚飾がギリギリで罷(まか)り通った、または、閉ざされた時代に対する監督の憧れとちょっぴり邪悪な探求心が、画面の隅々に息づいているのだ。 マイケル・ダグラスがリベラーチェに似せるために本来豊かな頭髪を禿げカツラで覆い、マット・デイモンが顔にドーランを重ね塗りして10代のソーソンに化け、整形外科医役のロブ・ロウに至っては顔の贅肉を頭の後ろまで強引に引っ張って粘着テープで留めるというジョーン・クロフォード張りの苦行に挑戦。俳優たちにとって、虚飾の時代の復元はけっこうキツかったに違いない。(清藤秀人)(映画.com) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.11.09 19:01:20
コメント(0) | コメントを書く
[映画] カテゴリの最新記事
|
|