Demi-Pointe～ドゥミ・ポアント～

　本当に、最近忙しくて、ブログを更新できずにいます。
いかんいかん、元来の怠け癖が…。

　土曜日、お姉の卒業式がありました。
お姉は中高一貫校の為、間際まで、行こうかやめておこうか悩んでいましたが、
なんでも、ＰＴＡの食事会があるという事で、食い意地のはった私は、行くことに決定しました。

ここ２～3日、お姉に
「食事は、何？？？和食？洋食？先生に聞いてみて～」
とお願いしていたのですが、
「恥ずかしくて、聞かれへん。」と却下されたので、
当日のお楽しみにしておきました。

どうせ、持ち上がりなので、卒業式といっても形だけで、
そんなに、感動する事なく
終わるだろうと思っていました。

しかし、意外によかった～～～。。

卒業式前の朝の朝礼で、理事長にお姉たちは、かなり怒られて
理事長が、卒業式をボイコットしてしまい、
あのおしゃべり好きのおじいちゃんが
卒業式をボイコットって、よほどのことがあったのだと思いました。

　理事長ボイコットの原因が、どうも、Z会の模試の結果が中3全体で、かなり
悪かったみたいな事が判明しました。
そして、校長、教頭、先生、生徒が理事長に怒られたみたいでした。

その事を受けての校長の話しで、不覚にも母は泣きそうになってしまいました。

　イチロー選手の事なのですが、彼は大リーガーで活躍できるほどになった今でも、すごく練習するらしく、メジャーの選手は、自主性にまかせ、スポーツトレーナーのプログラムにそっての練習なので、あまり、高校野球や、日本のプロ野球みたいに、練習しないのが当たり前なのだそうです。
　その中で、悪鬼せまるほど、練習するイチローは、
向こうのジャーナリスト達に不思議がられていて、
イチローに
「なんで、そんなに、練習するんですか？」
と彼らが質問したそうです。
そうするとイチローが
「失敗する為に練習するんです。」
と答えたそうです。

失敗する為の練習とは、

自分が内角を打つのが苦手とします。
すると、練習で、ピッチャーにそのコースばかりを要求し、
何回も空振りするそうです。
この練習での失敗は、本番の試合で、苦手の内角を打つための
本当に、大事な時に失敗しない為の、失敗らしいのです。
1回空振りしたら、、今なぜ、空振りしたかを考え、次、こうしたら
打てるだろうと考え、また、空振りするという繰り返しが、
大きな成功につながるというお話でした。

お姉達には、Z会の失敗が、本番の大学受験に向けての、意義のある失敗に変えてほしい
という気持ちを、校長先生はお話されたのですが、
私は、ケロピーの今の状況を思い浮かべ、不覚にも涙がでてしまいました。
（お姉、ごめんね～～～）

ボールの演技が、中々成功しなくて、
ころがしても、転がしても、ボールを追いかける
ケロピー～～～。
もしかしたら、明日の本番でもまた、失敗してしまうかもしれないのです。

あれほど、踊りこんでいた、コンクールの踊りでさえ、緊張で、失敗してしまう
今の彼女の姿に、なんか、底なし沼でもがいている蛙を想像してしまいます。

でも、いつか、きっと、この底なし沼から、這い上がり、本当に大事な大事な時
に、成功するための、今は失敗であると信じたいと思います。

勉強とスポーツの差はありますが、反復練習の大切さ、
ミスをした時に、いかにそれを、生かしていくか！

今は、何回も失敗を重ねて、その失敗を考えなら、それを踏み台に、
成長してくれたらなと考えてしまいました。

その卒業式の後、食事会、思い出のスライドと進み
たった3年間なのに、中1の時とは全く違う大人っぽく成長した娘を
見て又涙してしまいました。

涙もろい私なので、回りが泣いてないと恥ずかしかったのですが
お父さんの中にもハンカチで、涙をぬぐっていた方もおり
ほっとしてしまいました。

なんだ、かんだで、やっぱり、卒業式は、いいですね。