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カテゴリ:カフェ感
当時、アメリカにいたとき、文化の違いで、今、ひとつ理解できないことがあった。
あるアメリカ人の話 ”アメリカでは、一流の投資銀行に勤めることの出来たヤツより、ホットドック屋を一人で 始めるやつの方がリスペクトされるんだ。” 当時の私は、その言葉を聴いたとき、”日本ではそう言ったたぐいの話をする人間のことを 負け犬というんだ”と口には出さなかったが思っていました。 むかし、東証一部上場企業に勤めていたとき、今、流行(はやり)の偽装に気づき会社に ”どうせ流すなら、気持ちの良い汗を流したい。嘘はつきたくない。”といった時 会社の偉い方は ”きみの言うような、きれい事で成り立っている会社は、”日本に一つも無い”と きっぱり断言された。 それから思えば、ずいぶんと悪いことが表に出てくる、良い時代になったと思う。 私のお袋でさえ ”どんなに悪いことをしていても良いから、今の会社(東証一部上場)に残ってほしい と泣かれた。。。 東北に行くことが決まったときなど、お袋の頭の中は、東北、イコール奥の細道ということで 落ちぶれて、落ち延びてゆく源義経ような言われようだった。 ありていに言えば”おまえは負け犬だ”という事だろう。 だから、昔の私も、アメリカで、ホットドックの話しを聞いたとき、”負け犬”の連想が すぐに頭をよぎる、やぁーな奴になっていたのだと思う。 当時、まだ”世界に一つだけの花”という歌はなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.12 07:35:11
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