|
カテゴリ:カフェ感
”困った人”
明治維新のとき、西郷どんが、山岡鉄舟に対していった人物評。 だいたい、政権が変わる時は、すごく大きな戦争があります。 そして大勢の方がなくなります。 ”江戸城の無血開城”は、過去を見ても、世界を見渡しても めずらしい幕のひき方だった。 ”大人の幕引き”だと言える。 西郷と勝海舟と篤姫の手紙が、困難な”大人の幕引き”を実現したのですが 二人の会談をまとめに行った人物が、その困った人。山岡鉄舟です。 彼は、ひとり、西郷に面会するため官軍の警備するなかを ”朝敵、徳川慶喜、家来、山岡鉄舟まかり通る”と大声で叫び、堂々と歩いていった。 そして、会談に先立ち、江戸開城の基本条件の合意を西郷から取り付ける。 会談が終わって、西郷は。。。 ”金もいらぬ。名誉もいらぬ。命もいらぬ。と言う人は始末に困るが、 そのような人でなければ、天下の偉業は成し遂げられない。”と言ったそうだ。 私の父は早くになくなった。仕事の鬼だった。 私が20代前半のころ、父が脳梗塞で倒れ、見舞いに行ったとき 一冊の本を父にプレゼントした。”菜根譚”だ。 すごく喜ばれた。 わたしの個人的な考えとして 若いころは、クラウゼビィッツやマキャべリなどにおもしろさを感じたが 最後は、菜根譚にいたるような気がします。 おもしろいのは、田中角栄や五島慶太(東急グループの創業者)のような アクの強い人ほど、この本を愛してやまなかった。 楽天リンクスの性格診断をした。 ”純粋さ”が、欠けていると言う結果だった。 どうりで、子供の話にいつも感動しているはずだ。と思った。 人間、自分にないものを持っている人には憧れるものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|