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2008.04.29
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カテゴリ:
釈迦(シャカ)の台座の花は、蓮(ハス)の花だ。

釈迦は、仏教を開いた人だ。

仏教では、この蓮の花をとりわけ大切にする。

蓮は泥水に根を生やして、茎も泥水の中をはっている。

しかし、泥から顔を出した大輪の花は、息をのむほど美しい。

蓮の花は、泥水がひどければ、ひどいほど、より大きな花を咲かせるという。

きれいな、真水からは、小さい花しか咲かないのだ。

つまり、大きな花を咲かせるためには、より深い泥水が必要なのだが、

決して泥水に染まることはないという。

やがて、蓮は大きな実をつけます。

そして、その実は水をはじく(泥水をはじく)特性を持ってるらしい。

仏教の世界観では泥水は、悲しいこと、つらいこと、”迷いの世界”を意味する。

その中にあっても、迷いに染まらず、”悟り(さとり)”を得ること。

そのことを、蓮の花にオーバーラップしているのです。

だから、釈迦は、蓮の花の上にのっている。

釈迦は言う

”人生は”苦”に満ちあふれている。”

”だけれども、そのつらく、悲しい思いがなければ”悟り”に至ることはないという。

下り坂に差し掛かった時こそ、

いよいよ、美しい花を咲かせる準備が整ったと言うことだ。”

泥水に入る勇気のない私などは、なかなか難しい話である。








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Last updated  2008.05.01 17:52:58
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