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カテゴリ:医療
平岩正樹さんの本。
彼は、平成のブラックジャック。 彼は、癌(がん)が進行して他の病院から見放された人たちの面倒を見ている。 今日、本屋さんでいろんな本をパラパラと立ち読みしていて、 一冊の本の、一行に、はまった。 平岩さんの話 ”疲労困憊して、睡魔に襲われ、早く布団に入ってしまいたいこともある。 そうした時、私は誰かに泣き言を言うことも出来る。だが、私は思いとどまる。 なぜか。 精一杯生きて、生き切って、そして亡くなっていった大勢の人たちを 私は知っているからだ。”もっと生きたい””まだまだやりたいことがある” ”まだ死にたくない”。。。そう思いつつ、無念にも亡くなった人たちの 顔が私の胸に去来するからだ。彼らのことを思うと、私は弱音など吐けなくなる。 50才を過ぎてもなお生きて、その上、好きな勉強ができて、どのつら下げて ”つらい””苦しい”などと、彼らに言えるのか。言えるわけなどないではないか” 彼は、53歳になって、”三度目の東京大学に入学”した。 彼は、高校を卒業し東大の工学部に入学した。そして、卒業し富士写真フィルムの 研究所に勤務する。その後、医師になる決意を固め、会社を辞めて東大医学部に 入学する。そして、末期のがん患者と向き合うなかで、歴史、哲学、宗教学について 勉強したくなったそうだ。そして50歳を過ぎてから再度、猛勉強し、1年目は受験に失敗 するが、二年目に東大文学部に合格することが出来た。 人は、彼を”行動する外科医”と呼ぶ。 そういえば、日清のカップヌードルを作った、創業者の安藤百福(あんどうももふく)は、 即席めんの開発に成功した時、48才だった。 彼は言っている。 ”よく、人から遅い出発でしたね。と言われるが、人生に遅すぎることはない。 50歳でも60歳でも新しい出発はある。”と お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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