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カフェ感

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2008.05.26
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カテゴリ:カフェ感

養老先生の本に面白いことが書いてあった。

仕事とは、本来”預かり物”なのだという。

能力主義、業績主義には限界がある。徹底させてゆくと、その考え方は行き詰まる。

”仕事は自分のためにやっている”という考え方が能力主義、業績主義の根底にある。

”自分に能力があるから、会社の業績を伸ばせた。”

”会社の業績が伸びたのだから、自分が偉くなるのは当然だ。”という考え方です。

この考え方には、まず”自分”が先にあります。

そのせいで世のため、人のためという気持ちが希薄になる。


しかし、仕事というものは世の中からの”預かり物”だと考えたらどうだろうか。

道を歩いていたら穴が開いていた。危ないから埋める。たまたま自分が出くわした穴、

それを埋めることが仕事なのだ。

養老さんは言う。

天皇陛下の仕事が”預かり物”の代表例だ。

あんなに大変な仕事はありません。自分で選ぶことも出来なければ抜けることもできません。

オフもありません。”今週末は天皇を休業します。”などと言ったら大変なことに

なってしまう。皇室典範改正の議論なども、本来、天皇家のことは天皇家で決めればいい

と思う。他人が、他人の家庭の跡継ぎの話に口を挟むのは趣味が悪いと思う。









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Last updated  2008.05.26 16:20:57
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