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カテゴリ:食べ物
以前、アメリカでは心筋梗塞、脳梗塞、ガン、肥満が多く深刻な問題であった。
アメリカの反省 1975年、アメリカにおいて大規模な国民調査が実施された。 それにもとづき、二年後に上院特別委員会で”栄養の目標”が打ち出された。 1、炭水化物の摂取量を増やし、摂取エネルギーの55%から60%を占めるようにする。 2、脂肪摂取量を摂取エネルギー総量の30%まで減らす。 3、砂糖の消費量を40%減らす。 4、塩分摂取量を1日あたり3グラムまで減らす。 この目標を、果物、野菜、穀物、鶏肉、魚、脱脂粉乳の消費を増やし、 牛乳、肉、乳脂肪、糖分、塩分、脂肪を多く含む食物の消費を減らすことで達成する。 というものだ。それがきっかけで、”和食こそ世界一の健康食だ”とのながれが生まれた。 アメリカ人はやる時には徹底してやる。 1975年当時、人口10万人当たり380人もの人が心筋梗塞で亡くなっていた。 ところが現在では、人口に対して250人と約40%も大幅に減少し、 ガンや肥満も減ってきているという。 以前は、人間の細胞はタンパク質で出来ているので、タンパク質の豊富な肉、卵、牛乳を しっかり食べなさい。と言われた。いわゆる機械論という単純な発想だ。 陸上で最大の動物、6000キロもの体重のある、ぞうさんは草しか食べません。 首が長く長身のキリンもやはり草しか食べない。草食用の平べったい歯しか持っていないから 肉は食べられないのです。逆にトラやライオンに、血液をアルカリ性にするために、 野菜を食べさせようとしても食べません。 歯がとがっていて、肉食用にしか出来ていないためです。 つまり、動物の食性は、歯の形で決まってしまうのです。 人間はどうか。 人間の歯は、全部で32本。 うち10本が臼歯(穀物食用の歯)、 8本が門歯(野菜果物用の歯)、 4本が犬歯(魚、肉食用の歯)だ。 つまり、動物性食品は、一割も摂取すれば十分だという事になる。 アメリカの特別委員会で出した、炭水化物55%~60%を摂取する。という目標と 人間の穀物用の臼歯の比率62.5%は、かなり近いところで一致する。 現在、日本女性のコレステロール値は、アメリカ人の数字を上回ってしまっている。 皮肉にも健康に無頓着な男性より、健康に気を配っている女性がなぜそうなるのか。 それは、男性はパンより、ごはん。パスタより、そば。を好む傾向にある為だと言う。 女性は男性より、カタカナ語の食べ物を好む傾向にあるという。 ケーキに使用されている、生たまご、砂糖、生クリーム、バターなどの使用量を 見たら、はたしておいしく食べることが出来るだろうか。 また、カロリーが低ければ、コレステロールも低いと錯覚しているためともいう。 その為、女性のガンは上昇傾向にあるという。 けさ、あさのニュースでリビングフードの話が流れていた。 まったく熱を加えないで作る料理のことだ。パスタの麺が、ダイコンなのだけれど これが、見た目と異なり、あんがいうまい。 いまや日本にも専門店があるという。 だんだん食べ物の流れは、昔へかえってゆくのだろうか。 昨日食べた、さくらマスの燻製はじつに美味しかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.27 08:58:55
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