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カテゴリ:カフェ感
高校を卒業し、自動車会社に勤め一週間で会社を辞めた男がいる。
その後、農協に転職したが2年で辞めた。 夢を抱いて、農業研修生としてアメリカへ渡る。 牧場生活を経て現地のネブラスカ大学農学部へ入学。 それなのに、まったく畑違いの政治経済学を学ぶために ハーバード大大学院へ進む。 そして、日本に戻り、筑波大学を経て、東京大学の教授になった男がいる。 彼の就任時、”農協から東大教授へ”というフレーズがマスコミを賑わせた。 彼の名前は、蒲島郁夫(かばしまいくお)。 その彼、蒲島は2008年1月、ひとり故郷の熊本空港に降り立った。 そして、そのままふらっと熊本県庁に行き、 熊本県知事選挙への出馬表明を行った。 東大法学部教授という職を辞して、すべての政党の公認を断り、 結果、トップ当選した男だ。 彼は、”知事の月給100万円カット”の公約を守り、現在、月給24万円。 税金を納め、東京にある家のローン数十万円を払えば、東大の退職金とこれまでの 貯金を切り崩す生活だという。 蒲島の話によると、貧困生活はなれていると言う。 彼の家族は、旧満州で生活していたが、日本が戦争に負けたため全財産を没収されてしまう。 その後、日本に戻り祖母の家に転がり込む。 わずか2反半の田んぼと江戸時代に立てられたボロ家だった。 靴もお菓子も買えなかった。 そして頭も悪く、小中高と学年最下位を争う落ちこぼれだった。 蒲島には一つの哲学がある。 ”逆境こそが、人を大きく飛躍させてくれる。 必要な方程式は、夢を持つこと。 そして一歩踏み出すこと。 可能性は無限、逆境を恐れないこと” 彼は、さらに自分を進化させるため、あえて逆境に飛び込んだ。 つぎの一手に注目したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.31 00:20:43
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