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カテゴリ:カフェ感
今朝。テレビ朝日系列で”生きる×2”という番組が流れていた。
なんと、私の住む山形県東根市の近くのまち、上山市のスーパーマーケットの話でした。 主人公は、2度の会社倒産を経験した遠藤和敏さん(51歳)、 彼は以前、”みつます”というスーパーの営業部長だった。 ”みつます”というスーパーは山形では一番の歴史ある老舗スーパーだった。 しかし、10年前ぐらいに山形に黒船が来た。巨大戦艦ジャスコだ。 品揃え、価格、売り場レイアウト、全てにおいて次元が違った。 歴史ある、山形の老舗スーパーはジャスコと選手交代を余儀なくされた。 上山市は、わたしも一度だけ立地を拝見させてもらいに行った事がある。 昼間でも、通りに人は少なく、すれ違う人も高齢者の方が多かった。 町の商店は、シャッターを下ろしている店が多く、 かなり厳しい印象を受けて帰ってきた思いがある。 その後、数字で見ても、人口は減り続け、平均年齢は上昇傾向にあり とても出店して勝負できる状況ではなかった。 老舗スーパーの倒産後は、ジャスコ関連会社のマックスバリューが店舗を引き継いだ。 しかし、上山市の店舗だけは引き継がなかった。理由は私と同じだろう。 車も運転できない高齢者の方々は困った。冬には雪が追い討ちをかける。 そこで、遠藤さんが立ち上がった。 方々に頭を下げて、出資を依頼し、800万円を集め、荒れていた上山市の スーパーを開店させ生き返らせた。 ”再オープン日には、お客様が涙ながらにお店を開けてくれたことに感謝したという。” 広告を打つお金もなく、品揃えも悪く、価格もけして安くないが、 地元で年齢が高く、なかなか仕事を見つけることが出来なくて困っていたパートさん方と 笑顔で自分達のペースで仕事をしている姿がそこにはあった。 お客さんは言う。 ”高い(商品の価格)のよ~、でも毎日来ちゃうのよ~” 朝から、反省させられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.01 08:11:17
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