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カテゴリ:カフェ感
1970年、山形県の鳥海山のふもとに人口、わずか7000人の小さな町があった。
古くから”清川だし”と呼ばれる強風に悩まされていた。 私も何度か庄内に車で行ったことがあるが、車が横に流されてしまうほど 風の強い地域だ。以前、列車が風で飛ばされてしまうというニュースがあったほどだ。 その強い風の中では、当然仕事など出来たものではなかった。 当時、ふるさと創生基金として、全国の市町村に1億円が支給された。 立川町は、その1億円を使い、風力発電の風車を購入した。 もらった1億円で、つまらないアトラクション施設をつくり、その後、赤字を生み出し続け かえってマイナスの効果をもたらした市町村と比べると。。。 まるで、38年後(つまり現在)にやってくるエネルギー問題を予見しているかのようだった しかし、最初にもらった1億円で作った風車は予想以上の強風により ことごとく失敗し、つぶれてしまった。人口、7000名の町では致命的な痛手だ。 しかし、この町はあきらめなかった。 限られた、町の予算からなんとか捻出し、再チャレンジした結果、”今”がある。 その”今”とは、 話によると、町の電力の半分を、この風力発電でカバーしているそうだ。 そして、生産された電力を販売することによって 年間8000万円という収益を町にもたらしている。 ハコモノを作り続けて身動きの取れなくなってしまった 市町村と比較すると、まるで”アリとキリギリスの話”そのものである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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