|
カテゴリ:会社を創った男たち
それは、マイクロソフト社を創業した、ビル・ゲイツのことだ。 彼が コンピュータビジネスに入るきっかけとなったのは、 世界初の個人向けコンピュータ、アルテア8800が発表されたことだった。 メモリーは、わずか256バイト。 それでも、当時としては画期的で、発売と同時に注文が殺到し、 1~2週間で4000台を販売した。 当時、アルテア8800には、その性能を100%発揮させることが出来る ソフトウエアは存在していなかった。 まだ、学生だったビル・ゲイツは、そこに目をつけた。 ビル・ゲイツは、さっそくアルテア8800を開発したMITS社に電話をかける。 ”BASICというソフトウエアの開発に成功したから、買ってくれないか?” と売り込んだのだった。 しかし、ビル・ゲイツが、売り込みの電話をしたとき、 BASICなどというソフトウエアは、影も、形もなかった。 あるのは、ビル・ゲイツの頭の中にある”構想”だけだった。 しかも、アルテア8800は発表されたばかりで、 当時、大学生だったビル・ゲイツには手に入る術などなかった。 MITS社は、ビル・ゲイツに向かって、”ぜひ、みせてほしい”といった。 ビル・ゲイツのアクションは早く、高校時代の友人のポール・アレンとともに 大学にあるコンピュータをアルテア8800に見立てて、 わずか8週間で、実際にBASICを開発する。 そして、MITS社の幹部の前で、見事動かすことに成功した。 そして、この成功がきっかけとなり、在学中にマイクロソフト社を設立したのだった。 そして先月末、マイクロソフト社を引退する。 彼の個人資産は、およそ5兆円を超える。 世界標準をつくった、ビル・ゲイツの言葉が面白い。 ”自分で出したアイデアを、少なくとも、 一回は、人に笑われるようでなければ、独創的な発想とはいえない。” 案外、”常識”を唱える人は、一般社会において、”変わっている人”と 言われるケースが往々にしてある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.25 16:36:30
コメント(0) | コメントを書く
[会社を創った男たち] カテゴリの最新記事
|