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2008.07.16
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コクヨという会社がある。

明治時代からの歴史ある会社だ。

誰でも知っている、オフィス用品を扱っている。

この会社は、現在グループ全体で5000人を超える。

”コクヨ”とは、本来、”国誉”(こくよ)と書く。

創業者の黒田善太郎が、国の誉れ(ほまれ)になるような会社に、との思いを込めて

名づけた会社名だ。

彼は、老舗のマッチ製造会社の長男として生まれた。

会社は繁栄し、何不自由なく子ども時代を送った。

ところが父親が早くに亡くなってしまう。

会社は人手に渡り、黒田少年は奉公に出される。

その奉公先の一つに、小林表紙店という会社があった。

彼はここで、ノート作りのノウハウを学び、27歳で”黒田表紙店”を創業した。

当時のノートと言うのは、”中身100枚”となっていても、印刷ミスなどの分も

差し引かれていて、実際には96枚~98枚しかないのが”ふつう”だった。

しかも、使用されていた紙は、いまだに毛筆を使うことを前提にした、薄いものだった。

黒田は、この二つの点に疑問を持っていた。

”これでは、世の中や、お客さまをだましているのと同じじゃないか!”

そして、彼は、これからはペンの時代が来る。ペンで書きやすい厚い紙を使うべきだ。”

黒田は、厚い紙を100枚きっちり使ってノートを作り始めた。

当然、そのノートは他社製品より高い値段をつけざるを得なかった。

周りからは、”そんな高い値段じゃ売れないよ””薄くして同じ値段にしたほうがいい”と

アドバイスをもらうが、黒田は頑として聞かず、ノートを売り出した。

ノートは。。。売れなかった。

ところが、一度でもそのノートを使った人は、黒田のノートのよさを理解してくれ

リピーターとなり、じわじわと売り上げは伸びていった。

そして、不正が当たり前の業界の常識を覆した。

顧客は、だまされて安物を買うより、高くても価値のある黒田のノートを選んだのだった。

黒田善太郎の言葉。

”商売の利益と言うものは、追求するものではない。

 利益は、その事業が社会に貢献することによって、社会から与えられる報酬である。”









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Last updated  2008.07.16 06:24:06
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