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カテゴリ:カフェ感
沖縄県の南部、南城市玉城字玉城。
集落から1キロ近く離れた岬に、”浜辺の茶屋”はある。 地元の人たちは、そのカフェを”さちばる”と呼ぶ。 このカフェに訪れる人たちは、必ずといっていいほど はじめて訪れた場所にもかかわらず。。。 ”わぁ 懐かしい...”と心から声をあげてしまう。 浜から700メートルほど先まで続く、浅瀬のイノー。 外洋からやってきた大波は、イノーの縁で しろい潮花となって砕け散る。 このカフェに来ると、普段思わないことを思う。 ”月の引力” ”地球の自転” ”そして宇宙” このカフェが生まれたのは、1994年の暮れだった。 材木店から廃材をもらってきて、オーナーの信吉さんがトンカチ片手にコツコツとつくって いたために、夏にオープンさせるつもりだったが、店が出来たのは冬になってからだった。 12月の11日だった。 オーナーの信吉さんが、 ”俺、人生をチェンジしてみようか。。。”と思ったのが34歳のときだった。 カフェがオープンして半年、お客はほとんど来なかった。 沖縄にくる観光客の大半は、カフェとは逆方向の西海岸へ向かった。 周囲の人たちも”こんな田舎に客は来ない”と、口々に行った。 そして、現在、この”浜茶”には1日200人のお客様がいらっしゃる。 全国から、宇宙をもとめて 客席は砂浜 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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