|
カテゴリ:カフェ感
東京の三宿という街にハンコ屋がある。
”山本印店”という普通の名前のハンコ屋さん。 ものすごい行列が出来るハンコ屋さんだった。 ”だった。”というのは、現在、完全予約制のハンコ屋さんになってしまったからだ。 しかし予約制にしたら。。。 今度は、予約の電話が殺到しつながらない。 なぜ、このハンコ屋さんは、そんなにも人気があるのか。 それは、山本印店のハンコを得ることが出来ると ”しあわせ”になれるからだという。 山本印店のご主人の山本桃仙さんはいう。 ”わたしのハンコを持ったら幸せになった。運が開けた。という人は 大勢いらっしゃいますが、そんなことはありません。 もし、運が開けたという人がいたら。。。 その人が運勢が変わってきたときに、ちょうど僕のハンコをつくりに来るようになって いるのだとおもいます。” 人生の流れの中で、自然に僕のハンコを持つタイミングが訪れるということはあるでしょう。 ハンコをつくったから運勢が変わるのではなく、 先に運勢の流れがそういうふうに変わってきたから僕の店にやってくるということです。 ハンコが先か、 運営が先か、 ”運勢の方が先なんですよ。” ハンコを作ってもらいたくて、なんど電話をしても通じない人もいる。 たった一度で、スムーズに電話が通じる人もいる。 山本さんから、ハンコの注文を断られる人もいる。 山本さんは、子供の頃、死にかけて臨死体験をしたそうだ。 不思議な力はそのときにそなわったものだという。 そして、 山本さんからハンコをもらった人々は、 口々にいう。 ”かわいいハンコ” そう、山本さんのつくるハンコの印相(いんそう)は、 笑っているのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|