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カテゴリ:会社を創った男たち
サントリーは日本最大の酒造メーカー。 アサヒの”スーパードライ”やキリンの”のどごし生”がすごいといっても それは、一部分の話でしかない。 ウイスキーでは無敵。 ビールでは、業界三位のサッポロビールを抜いた。 お茶系ドリンクでは、伊右衛門。 炭酸系では、CCレモン。 コーヒーは、BOSS そして、最近では、コンビニで爆発的に売れた、スターバックスのカフェラテがある。 サントリーは巨大企業だが、非上場企業であり、同族経営の会社でもある。 わたしは、この会社があることが、外資系企業の経営手法より日本型経営手法が すぐれていると確信できる理由でもある。 サントリーが株式を公開しない理由。 ”酒の醸造には時間がかかり、短期的な利益を要求される株式公開に馴染まない” ”株主に商品の味を左右されたくない。” ”直接的な利益に結びつかない文化事業のリストラを要求されたくない。” 株式を公開していたら、サントリーホールは出来なかったし、 ビール部門からも撤退していたことだろう。 もともとサントリーは、寿屋という名前の会社だった。 太陽の”SUN”と創業者の”鳥居”をあわせたつくられた。 ”SUN鳥居”からきている。 二代目社長の佐治敬三さんの時に急速に大きくなった。 彼の言葉。 ”いつかは、誰かがやらねばならないことがある。だからうちがやる。” 彼は、ウイスキー業界で、もはや敵がいなくなると、 ”ぬるま湯にただ浸っているだけでは会社はやがて傾く”といって、 一度、撤退したビール業界に1967年に再進出する。 そして2004年に、 ”はじめて”ビール部門で黒字をつくることが出来た! 翌年には、プレミアムモルツがモンドセレクション金賞を受賞し、 高級ビールの流れを作った。 佐治がサントリーを引き継いだとき、 サントリーは、従業員300名ほどの中小企業だったということはあまり知られていない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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