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カテゴリ:カフェ感
わたしが社会人になり、
はじめて添乗業務(旅行会社でしたので)でヨーロッパへ行ったとき、 耳の不自由なお客様が二名、ツアーに参加されておりました。 観光中は、現地のガイドさんが色々と説明してくださるので、 添乗員はじつは現地に着くとあんがいヒマだったりします。 そこで、わたしは 耳の不自由なお客様に筆談でガイドをさせていただきました。 フィレンツェでは、筆談に夢中で、おじいちゃんの迷子を出してしまったりと、 なかなか歯ごたえのある旅となりました。 日本に帰ってきたときには4キロ痩せてました。 後日、耳の不自由なお客様から心のこもったお手紙を頂戴いたしました。 私は単純ですので、その時、旅行会社は天職だと思いました。 その後、法人の営業をすることになり、たまに旅行に行くときも、 視察、接待などというドラマのまったくない旅ばかりとなりました。 とにかく当時は、一番を目指して働いておりました。 そして年末、念願のMVPを取ることができました。 しかし、その時、分かったことがありました。 MVPを取ることより、お客様から頂いた手紙の方が何倍もうれしかったということを。 MVPをもらったら、もっとうれしいものだと思っていたので意外でした。 手話を一つ紹介します。 ”あなたは誰” という手話があります。 手の甲を顔に持ってきて、相手に向かって2~3回さすります。 なぜ、手のひらではなくて、手の甲なのかわかりますか。 それは、昔、耳の不自由な人と、目の不自由な人がコミュニケーションを行なった際に、 目の不自由な方は、いろいろさわるので手が汚れてしまいます。 その汚れた手で、相手の顔をさわって、よごしてしまってはいけないという 相手を思いやる優しい気持ちの中から生まれた動作が、 そのまま手話となったからです。 なぜ、こんなことを書いたかと言うと。。。 いま、ホームページのリニューアル構想中だからです。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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