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カテゴリ:カフェ感
iPhone 3Gを、なぜ、日本のソニーやシャープなどの 一流企業はつくれなかったのか? 株式会社ヤッパという会社をご存知だろうか? 社長の伊藤さんは、たしか25歳。 17歳の時に会社を作った。 この伊藤社長のつくったソフトを携帯電話に搭載すれば、 iPhone 3Gのような、なめらかに指をすべらせて操作する あの気持ちの良い感覚が手に入る。 つまり、iPhone 3Gと同じような携帯電話を日本でも、 つくることが出来たのだ。じつは。 伊藤社長は言う ”iPhone 3Gのおかげで、ようやく日本の携帯電話も変わる好機が来た!” そして、いま、伊藤社長の会社には、国内外から問い合わせが急増している。 来年には、世界で2億台の携帯電話に伊藤さんのソフトが搭載される。 ここで疑問。 なぜ、iPhone 3Gをつくる技術が日本には存在したにもかかわらず、 実際には。。。つくれなかったのか? 伊藤社長は言う。 ”日本の携帯電話には、積み重ねてきた技術の歴史がある。 携帯電話のカメラの画素数を高め、 薄さで競い合い、 ワンセグ機能はあたりまえ、 使い勝手より、高機能を優先させてきた。 そして、通信事業者(NTTドコモ、au、ソフトバンクなど)からは、 半年ごとに新機能を求められた。 その結果 日本の携帯電話の技術は、”たし算”で出来上がってしまった。 携帯電話の開発が、足し算になると、 新機種の開発時において、旧機種がベースとなる為、 従来の発想とまったく異なるiPhone 3Gのような携帯電話は生まれない。 過去の歴史を否定しなければならなくなってしまうからだ。 伊藤社長には、心配事があるという。 それは、伊藤社長のソフトを日本の携帯電話に組み入れても ソフトの能力を十分に発揮することは出来ない恐れがあるからだ。 なぜか、 それは、日本の携帯電話には、以前から積み上げてきた機能が多すぎて 伊藤さんのソフトをスムーズに動かす為の容量が足りないからだという。 携帯電話が、”電話”でなくなってしまった現在。 足し算の考え方を、引き算の考え方に変えなければならない。 中国の古いことわざにも、 ”なにかを得ようとしたら、まずはじめに捨てなければならない。”という。 でも実際には、 人力車のトップメーカーは、自動車をつくることは出来なかった。 トヨタ自動車も、もとは、はた織機のメーカーだったのだから。 ときに歴史は、経験情報として蓄積され、発想を硬直化させてしまう。 だから、なかなか新大陸発見には至らない つねに、新しいものをつくる人は、未知の場所から来る。 ”ちょっと変わった人”といわれている人が、じつは常識人だったりする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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