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カテゴリ:カフェ感
北島選手のプレッシャー。
予選”2位”で決勝へ。 金メダルを取る男が、なぜ、2位通過だったのか? それは、手を抜いたわけではなく、プレッシャーだったと言われる。 プレッシャーの重圧を払拭するため、スタートから彼は”全力疾走”してしまう。 そのため、予選時、前半の泳ぎは、 世界新を出した決勝の時より早かった。 しかし、後半失速、予選2位となる。 彼は、反省、修正し、決勝では腕のストロークを0.2秒、意図的に”遅く”した。 そして、金メダルを期待されて、金メダルを取った。 もう一人、金メダルを期待されてる人がいる。 女子マラソンの野口みずき選手。 彼女は現在、肉離れをおこしてしまっている。 調整ミスと言われているが。。。 実際には、プレッシャーが原因だと思う。 強烈なプレッシャー(金メダル以外は話にならない!)をまぎらわすため、 ”練習”を続けてしまった。 その練習の種類は、いつしか、 ”オリンピックに勝つための練習”ではなく、 ”プレッシャーに勝つための練習”となってしまっていたのでは。。。 北島選手の予選時のミスと 野口選手の調整ミスが、同じ原因のように思えてならない。 プレッシャーの効果が一番現れるものの一つとして、サッカーのPKがある。 一流選手ほど、大舞台で失敗する。 シドニーオリンピック準々決勝、アメリカ戦で、中田選手がPK失敗。 メキシコワールドカップ準決勝、フランス対ブラジルで、ジーコがPK失敗。 アメリカワールドカップ決勝、イタリア対ブラジルで、バッジョがPK失敗。 ヨーロッパ選手権の準々決勝、イングランド対フランスで、ベッカムがPK失敗。 勝とう、勝とう、とするとき。。。負ける。 売ろう、売ろう、とするとき。。。負ける。 かつて、史上最強の柔道家といわれた山下 泰裕選手。 彼は、引退から逆算して203連勝した男。 そして外国人選手には”生涯無敗。” 彼は、自身の出場したオリンピックの決勝戦を前にして。。。 控えの部屋で、すごい形相で練習していた対戦相手と偶然、目があった。。。 すると、山下は、笑顔で対戦相手に歩みより、握手を求めたと言われている。 まさに”木鶏(もっけい)”の境地だったのだろう。 強いだけではなく、春風のような人だったそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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