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カテゴリ:食べ物
山形の庄内地方へ行くと ”柿しぐれ”というブランド柿がある。 いよいよ先日から出荷が始まった。 通常、庄内柿は渋柿のため、柿をもいでから、脱渋作業をしなければならない。 しかし、柿しぐれは。。。 柿がまだ木に青々となっている頃に、一つ一つの柿に袋をかけてゆく。 そう、柿の成長途中、木の上で渋抜きをしてしまうのだ。 すると、 果肉は、黒ごま状になり糖度も上昇し、 柿であるにもかかわらず、皮ごと、まるごと食べられます。 価格も通常の庄内柿と比べると、だいたい1個あたり100円近くのプレミアがつく。 しかし、柿の木は、さくらんぼの木と違って、大きな木です。 作業がとても困難。 柿の木のてっぺんまで、柿がなったまま袋をかける作業はとてもつらい作業となります。 なんども、なんども、はしごを登ったり、降りたりしなければならない。 はしごから降りるのが面倒で、むりに遠くの柿に袋を掛けようとすると。。。 落下します。 横着することなく、地道な作業、そう、人生と同じです。 おそらく世界中で、そんな細かな作業を行なうことができるのは、 日本人だけだと思います。 手際のいい人でも、だいたい1時間に50個程度の柿に袋をかけるのが精一杯だそうです。 昨日、 農産物直売所に行ったら、お隣、天童市で作られた、柿しぐれが販売されておりました。 商標権の関係で、 同じ山形で、同じ種類で、同じ方法で育てられた柿ではありますが、 ”柿しぐれ”の名前は使えないようです。 でも、とてもおいしかったです。 ”樹上渋ぬき柿”。。。あまり美味しそうな名前では。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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