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カテゴリ:ピーター・F・ドラッカー
以前、村上ファンドの村上さんが。。。 ”プロ中のプロの、この私が。。。ミスを。。。”と記者会見で話していました。 実は、ドラッカーは、”その道のプロ”と呼ばれる人たちを評価していなかった。 ドラッカーは生前、 過去、150年の歴史の中で最も成功した発明品は、”ミシン”だと断言している。 たった18ヶ月というスピードで世界中に普及してしまった商品は他にはないそうです。 ミシンを発明した人は、当初、工業用としてミシンを開発しました。 それは、少ない労力で大量生産が可能になるからです。 しかし、仕立て屋のプロたちは。。。 プロと言うものは、”手縫いでなければいけない!”との固い信念がありました。 そのため、ミシンはまったく売れませんでした。 やがて、10年の歳月が流れて。。。。 舞台はアメリカへ移ります。 プロ用に開発されたミシンが変身します! それは、ミシンを家庭の婦人用として目先を変えて売ったのです。 瞬く間に爆発的なヒット商品になりました。 そして、その時、 高価なミシンを、気軽に買えるようにと、 金融販売上のイノベーション(革新)がおこった。 それは、”月々の分割払い販売方法”だった。 少ない頭金で、高価なミシンを買うことが出来たのだった。 これまで、夫や子どものために1日8時間も掛けて服やズボンを縫っていた主婦たちからは 大変感謝されたそうです。 この話からも、いかに”その道のプロ”と言う人たちが、未来を作るうえで なんの役にも立たないと言うことが、お分かりになるだろう。 革新というものは、つねに”下”から発生するものなのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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