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カテゴリ:ピーター・F・ドラッカー
ドラッカーは、組織について面白い話をしている。 ”世の中にふつうに存在している”組織”というものがある。 会社、国、官僚機構、などなど。。。 普通にあるから、何の違和感もない。 しかし、”会社”と言う組織形態が 初めて、人間の歴史に登場してきたのは、じつは最近のこと。 1870年より以前は、”会社”という組織はなかった。 会社という会計制度を中心とした組織形態は、 やがて、政府、病院、大学などにも広がっていった。 組織と言うものは、”金太郎あめ(画一的)”となってゆくのが自然な流れである。 鎌倉幕府も、江戸幕府も、日本政府も、 時間の経過と共に。。。”止まってしまう”のが、むしろ自然。” たしかに、 幕末に徳川家康がいたら、明治時代にはならなかったような気がする。 ”現在のような、業界が激変する新しい時代には、 今までの常識が通用しなくなってきている。 ケースバイケースによって、考え方を柔軟に変えてゆかなければならない時代だ。” 以前、わたしは一冊の本を読んだ。 本のタイトルは、 ”ヒトデはクモよりなぜ強い。”という本です。 クモも、ヒトデも、同じように足をたくさん持っている生き物です。 しかし、大きな違いが一つある。 クモは頭を切り落とされると死んでしまう。 しかし、 ヒトデは違う。 たとえ、真っ二つに切り裂かれても,再生して”ふたつのヒトデ”になる. あの中央から外側に伸びている三角の部分が、それぞれ独自に考えを持って 機能しているからだ。 歴史を振り返っても。。。 インカ帝国,アステカ帝国をわずか2年で破った強力なスペイン軍が。。。 インディアンのアパッチ族に敗れてしまっている。 原因は。。。 アパッチ族がヒトデ型組織であった為、 まったく計画性のない攻撃により、予測が困難となり、 また、リーダーをやっつけても、すぐにまた別なリーダーが現れてしまい 泥沼にはまってしまった為だと言われている。 さながら、地球上の盟主、人類が、 自分よりも、ずいぶんと小さい新種のインフルエンザにおびえるように。。。 あんがい、組織という概念が脆弱だった弥生時代あたりが エコで環境にも優しく すごしやすかったのかもしれないと思った。 もっとも、それでは、アメリカのディズニーリゾートには行けなくなるが。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.05 10:45:10
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