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カテゴリ:カフェ感
わたしは会社を選ぶ際、 その会社のリーダーの、”人となり”がなによりの動機となります。 社会人スタートのときは、学生時代からの憧れの経営者、小林一三(こばやしいちぞう)の 作り上げた会社にお世話になった。 その後、様々なリーダーに接することが出来た。 なかでも、伊藤雅敏(たしか当時は名誉会長)さんのお話を聞いたときには、 とても感銘を受けました。 伊藤雅敏さんは、イトーヨーカ堂グループを作り上げた方です。 当時、伊藤さんの部屋には、一枚の額が掛かっていた。 その額の文章をご紹介させていただきます。 商人の道 農民は連帯感に生きる 商人は孤独を生きがいにしなければならぬ 総ては競争者である 農民は安定を求める 商人は不安定こそ利潤の源泉として喜ばねばならぬ 農民は安全を欲する 商人は冒険を望まねばならぬ 絶えず危険な世界を求めそこに飛び込まぬ商人は利子生活者であり 隠居であるにすぎぬ 農民は土着を喜ぶ 大地に根を深くおろそうとする 商人は何処からでも養分を吸い上げられる浮き草でなければならぬ 其の故郷は住むところすべてである 自分の墓はこの全世界である 先祖伝来の土地などと云う商人は 一刻も早く算盤(そろばん)を捨てて鍬(くわ)を取るべきである 石橋をたたいて歩いてはならぬ 人の作った道を用心して通るのは、 女 子供 と老人の仕事である 我が歩む処そのものが道である 他人の道は自分の道ではないと云う事が 商人の道である。 世の中では、 鈴木会長(現セブン&アイ・ホールディングス会長)が クローズアップされる場合が多い。 しかし おそらく伊藤さんがいなかったなら、 鈴木会長の登場は無かったのではないだろうか。 その理由は、 昭和の時代ライバル関係にあったダイエーの中内さんが 後継者を育てられなかったことでも分かる。 松下幸之助さんの言葉で締めくくらせていただきます。 ”松下電器(パナソニック)は、人をつくる会社です。 あわせて家電も作っております。” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.15 10:49:59
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