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カテゴリ:食べ物
昨日、仕事を終えて買い物に行ったら。。。 大量のかぼちゃの煮つけが売れ残っていた。 たぶん、 昨年、冬至(とうじ)の時の、かぼちゃの煮つけの販売数と 今年の消費トレンドを参考にして、 今年の、かぼちゃの煮つけの製造数が決まるのだと思う。 私事だが、 今年は、バタバタしていて、 自分で、かぼちゃを作ることが出来なかった。 惣菜コーナーを通りかかると。。。 冬至シールが添付された、 売れ残った大量のかぼちゃの煮つけが、20%オフのシールと共に並んでいた。 わたしは。。。 ”今は、風習などというものは希薄になりつつあるから、 横文字のイベント(ハロウィン・クリスマス・バレンタイン)と異なる 冬至かぼちゃというイベントは難しいのかな?”と単純に思いました。 わたし的には、今年、かぼちゃの煮付けを作れなかったので、 ラッキーと思い、一個買って帰りました。 さっそく家に帰り、食べました。 すぐに ”かぼちゃの煮つけが大量に売れ残った理由が分かりました。” かぼちゃは外国産、味は化学調味料、 昆布などでダシはとらずに、アルコールを使って 安価に醸造された、醤油とみりんが使われていた。 砂糖もただの上白糖だと思う。 また食感も良くない。 クレームを恐れて、極端にやわらかく煮付けられていた。 かぼちゃは、ちょっとでも硬いとクレームになるが、 やわらかい分には、クレームになることはないからだ。 そのため、”守りの煮かた”になりやすい。 安い外国産のかぼちゃを、 安いお化粧品を使い、なんとか技術でカバーしようとしている味だった。 おそらく去年、 そしていままで、 買ったお客様は。。。 今年は。。。 東京ほど流動性のない田舎の町にとって、 一度でもマイナスの評価をされるときついと思う。 冬至のシールや調味料にお金をかけ、売れ残って大量のロスを出すのであるならば。。。 どうして、かぼちゃ本体にお金をかけないのだろうか、と、ふと思いました。 北海道産のくり味かぼちゃなら、調味料はいらない。 ただ、圧力鍋で20分蒸かしてあげるだけで十分おいしい。 味の奥ゆき、自然な甘みと豊かなコク、付け足すものは何もない。 当たり前のことなんですね。 ”家庭で作れない味でなければ。。。、お客様は買わない。” ”ましてや家庭より味が。。。” という、シンプルな話。 お店の方は、売れなかったかぼちゃの煮つけに対して、どう評価するのだろう。。。 ”不景気だから売れなかった!”と結論づけるのだろうか。。。 だとしたら、来年はもっと売れなくなるだろう。 あらためて、お客様から、購入許可を頂くための難しさを感じた夜でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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