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カテゴリ:会社を創った男たち
ボーイング社。。。 いまでこそ、 大型ジャンボジェット機をつくる会社として 世界中の人々が知っている会社名だが、 この会社の始まりは。。。ひどいものでした。 軍の競争入札で負けてしまい。。。作った飛行機は酷評された。 創業当時、潰れなかったのが不思議なくらいの会社だった。 だが、この会社、 その後、ウサギと亀のレースと同じ展開となる。 この会社の特徴をよく現しているエピソードを一つ。 ボーイング747の開発の話。 この大型旅客機、ちょうどアポロが月面に降り立った年に完成する。 そして、いまも現役で世界中の空を飛んでいるのだから、 まったくすごい飛行機です。 約70メートル近い大きな飛行機で、一度に400名以上が乗ることができる。 この巨大な飛行機を見た人々は、”空とぶバス”と呼んだ。 ”エアバス” この飛行機の開発の成功で、人類は、”気軽に”世界へ出かけられるようになった。 大量輸送が可能となり、航空運賃が飛躍的に下がったからた。 しかし、 この大型ジェット機。。。 当時の世評は、 ”400人乗りの大型ジェット機などつくっても、 客席が埋まらず赤字になるに決まっている。 ” ”そんな大型ジェットをつくっても航空会社は採用しないだろう。”といわれていた。 完成後。。。 案の定、航空評論家からは空席だらけの機体として酷評された。 これだけ、”大勢の人々”そして”専門家”から酷評されながら。。。 なぜ、ボーイングは、 747ジャンボジェット機をつくったのか? 当時、取締役の一人だった、グリーンワルトの話によると。。。 経営会議で、 この機体の投資収益の見通しについて尋ねたことがあるそうだ。 すると。。。経営幹部はこう答えた。 ”調査することはしたが。。。結果は思い出せない。”。。。 たぶん、 正確には、”思い出せない”ではなくて”いいたくない。”だったんだと思う。 わたしは、あきれてテーブルにつっぷしてしまいましたよ。 そして、 あらためて、 私は”そんな投資収益の予測も立たないプロジェクトはやめるべきだと主張しました!” すると、経営幹部は。。。 ”ボーイングとは。。。 ボーイング社とは、航空業界の最先端に位置する企業でなければならない。” ”なぜ、予測の立たない大型ジェット機をつくるのか? ” ”それは、われわれが、ボーイングだからだ。” ボーイング社の本社は、以前シアトルにありました。 シアトルの街を地図で見ると。。。 空港が二つあるように見えました。 わたしは、 こんな地方都市なのにアメリカはたいしたもんだと思いました。 そしたら、 ひとつは、なんとボーイング社の工場でした。 工場を見学させていただくと。。。スケールが、、、 本当に飛行機が好きな人たちの集まりなんだなあと実感いたしました。 ” われわれはボーイングだからだ ” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.25 18:29:54
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