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カテゴリ:カフェ感
天才というと。。。 わたしは、真っ先に、 将棋の名人、羽生喜治(はぶよしはる)を思い出します。 昨年、永世名人の資格を奪取し、とうとう”永世六冠”の偉業を達成した。 おそらく、過去はもちろんのこと、未来においても 彼の記録を破る人間が現れることはないだろう。 面白いことだが。。。 あんがい真の天才は、自分のことを天才だと思っていない。 そして、 天才じゃない人が、天才だと勘違いしている場合が多い。 わかりやすい例では、 JUNONスーパーボーイコンテストでグランプリを取るような、いい男は、 他人の推薦によって応募され、とりあえず参加してみたらグランプリになっちゃった。 という話が多いらしい。 どうやら、 才能もルックスも、 秀才ではなく、天才クラスになると、そういうものらしい。 羽生喜治はいう ”勉強ができないからという理由で餓死した人は世界に一人もいません。”キッパリ! ”勉強が出来る。出来ない。と、頭が良い。悪い。は別なものです。” ”だから、こうも言えると思います。” ”頭が良い、悪いで餓死する可能性はあると思います。” ”自分で、なにも考えずに生きていったら、 根なし草になって最後は死んでしまうかもしれないし、自殺するかもしれません。” ”以前、わたしは才能とは、 ” 一瞬のひらめき ”だと思っておりました。 しかし、今では、 10年とか、 20年、 30年を ”同じ姿勢”で”同じ情熱”を傾けられることが才能だと思っております。” しぶとく継続できる情熱を持っている人のほうが、 長い目で見ると伸びるのです。 奨励会(*将棋のプロ棋士を養成・選抜するための組織)の若い人たちを見ていると、 一つの場面で、すぐれた発想をする人はたくさんおります。 しかし、 そういう人たちが。。。 その先、プロになれるかというと、意外にそうでもない。 逆に、 一瞬の閃き(いっしゅんのひらめき)のある人よりも、 さほど、シャープさは感じられないが同じスタンスで将棋にもくもくと取り組んで 確実にステップを上げていく若い人の方が、結果として上に来ている印象があります。 記憶力がいい、 計算が早くできる、 機転がきく。。。などの能力は本来なら頭がいいといえる材料になると思います。 たしかに、ロジカルに考えて判断を積み上げてゆく能力は大事なことだと思います。 しかし、 じつは、 わたしは見切りをつけ、捨てることを決断する能力のほうが大切なことだと考えております。 エジソンの言葉、あれは本当ですよ。 エジソンの言葉とは、 ”天才とは、1パーセントのひらめきと、 99パーセントの汗(努力)である。” そういえば、テレビでWBC侍ジャパンのニュースを見ていると。。。 練習場に一番先に来て、 いちばん最初に練習を始める選手は、 いつも同じだった。 若い選手ではなかった。 控えの選手でもなかった。 そう、メジャーでとんでもない記録を打ち立てた男、 イチローだった。 エジソン、羽生喜治、イチロー、 天才たちの 住んでいる世界は異なるが、姿勢はまったく同じだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.13 07:37:21
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