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カテゴリ:カフェ感
先日NHKの番組で、 材料科学の第一人者、細野秀雄さんの特集があった。 現在、ノーベル賞に日本で一番近い男。。。 超電導スペシャリスト。 超伝導とは、 1911年にオランダの物理学者ヘイケ・カメルリング・オンネスにより発見された ミラクルな現象で、 特定の物質が超ウルトラな低温に冷やされた時、 電気抵抗が急激にゼロになったり、 物質内部から磁力線が排除されたりする現象のこと。 この超伝導現象が現れるときの温度は超伝導転移温度と呼ばれ、 この温度を室温程度に上昇させることが、 現代の物理学の重要な研究目標ともなっている。。。 常温での超伝導が、可能となると、 どうなるか。。。 日照時間が、完璧な砂漠で太陽クリーン発電を行い、 その電気を、超伝導技術を用いたパイプを通すことによって、 世界中に運ぶことが出来る。 超伝導は、電気抵抗がゼロのため、どんなに電気を長距離移動させても、 まったく電気は損傷を受けな。 現在のように、電気抵抗にしばられた世界では、 電気の消費地の近くで発電する必要があるが、 超伝導技術が確立されると、 地球上のエネルギー問題は、すべて解決されるといわれている。 すごい技術なんです。 もう危険な原子力発電も、環境に負荷のかかる火力発電もいらなくなるということ。 細野という科学者は、 この未知の技術(超伝導)のヒントを驚くべきことに、 なんと、新しい鉄系化合物から、 しかも”高温”超電導物質を発見してしまったのです!!! 鉄は、もともと磁石の性質を持ち、 超電導との相性は、科学の世界では常識的に最悪だと思われていた。。。 細野は、世界の常識を覆してしまった。 細野は、この発見により、 世界中に、 超電導の実用化と物性研究の両面で大きな可能性を提供した。 そして、世界は、細野の投げた可能性を実用化しようと、 現在、世界中で開発競争がいっきに加速しているところです。 そんな科学者、細谷のことばが印象に残ったので、書き留めて置く。。。 ”仕事はエンジョイ?” ”エンジョイだけなら科学愛好家ですよ。” ”プロフェッショナル? ”プロフェッショナルとは、 ”他の人の、 できないことをする人のことです。” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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