|
カテゴリ:マクドナルドの考え方
向かい風だというのに。。。強い会社がある。 そう、日本マクドナルドだ。 マクドナルドCEOの原田さんは社員たちに問いかける。。。 ”それは、売れたのか? それとも売ったのか? ” ”商品がヒットしたからといって成功と考えるのは早い。” ”売れた”というは、 しょせん既存マーケットのチャンスをただ刈り取っただけにすぎない。 いっぽう、 ”売る”という行為は、 ”新しいマーケットや、新しい顧客を創造し開拓した。”ということなんだ。 同じ成功でも、まるで意味が違う。 あんがい、 世の中では失敗の反省や、失敗の研究は盛んに行なわれている。 たとえば、 ”なぜ売り上げが落ちたのか?” ”天候不順が続いたためです。” ”去年のハッピーセットの景品の方が魅力的だったからだと思います。” と言う具合に失敗の原因はよく分析されており、スラスラと答えることができる。 しかし、そんなことより、もっと大事なことがあるんです。 それは”成功要因の研究のことです。” ”なぜ、マクドナルドは、この数ヶ月間、競合他社が苦戦する中で、 二桁成長を維持できているのか?” と、いきなり質問された時、 理路整然と明確に答えることができなければいけないんです。 ”売れた””売れました!”だけでは、だめなんです。 でないと、 せっかく成功しても、 次のビジネスの時に、なんの役にも立たないものになってしまうからなんです。。。 わたしは、この、原田さんの話しを聞いて感動した。 なぜなら、 わたしは、今まで成功要因の分析などは時間の無駄だと思っていたからです。 成功要因の分析など、かえってうぬぼれや自己満足を助長させるだけで、 危険で無意味なものだと思っていたからです。 原田さんの話を聞いて、 どうしてマクドナルドが、向かい風のなかで絶好調なのか、 すこしだけ理由が分かったような気がしました。 最後に原田さんの言葉を一つ。 ”マクドナルドは、まだまだですよ。 だってそうでしょ、 IEO(手軽な外食産業)全体で見たら、 マクドナルドのシェアなんて、 まだ、たったの10パーセントもないんだから(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[マクドナルドの考え方] カテゴリの最新記事
|