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2009.08.04
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カテゴリ:織田信長


長篠、設楽が原の戦い(ながしのしだらがはら)の前哨戦(プロローグ)



武田勝頼は、織田方に寝返った奥平貞昌を撃つべく、



1万2千の大軍勢を整え長篠城へ向かった。




奥平貞昌の城兵はわずか500名。




その、500名と戦うのに、武田勝頼は1万2千名を動員した。



勝頼が怒りにまかせた無謀な数の動因だったのかと言うと。。。まったく違います。




武田勝頼は確信していた。



奥平貞昌がいきなり一人で謀反(むほん)をくわだてるはずがない。



後ろには、必ず、 織田と徳川がいる。



そして、織田と徳川は、


謀反をおこし織田・徳川に協力しようとしている奥平を、


見捨てるようなことはしない。


もし見捨てれば、


今後、だれひとり織田、徳川に協力しようとする者は、いなくなってしまうからだ。





   必ず、やつら(織田・徳川)は、長篠へくる。





今度こそ、


やつらを徹底的にたたく。




そのためには。。。



なんとしても織田信長自身を長篠へ引きずり出さなければならない。



そのためには。。。



武田全軍をもって長篠を攻撃する必要がある。






もし。。。



武田勝頼が単純で無能な武将だったら。。。


500の兵が守る城を撃つのに、せいぜい動員した数は3000程度だっただろう。




しかし、武田勝頼は若い頃からの戦上手(いくさじょうず)。


ほとんど負けたことがなかった。


そのため、今回も、織田、徳川へ


複雑な戦争を仕掛けようとしていたのだった。


それは、まるで、


このあいだまで、六本木ヒルズでおどっていた。。。


ITベンチャーたちとオーバーラップする。。。







武田勝頼は。。。



”この際、せっかく遠くまで出張(戦争)し、


 お金もかかることだから、


 出張(長篠城の原状回復)ついでに、


 目障りな織田・徳川も、やっつけてしまおう!”



 と考えてしまったのだった。





武田勝頼の住む山梨県から、長篠城のある愛知県までは、


ずいぶんと遠かった。




また、不幸なことに、


武田勝頼は、過去、織田・徳川に簡単に勝っており、


このように考えるのは自然な流れだった。





織田信長は、



武田勝頼が、こう考えることを読みきっていた。





第4話で、信長が話していた言葉。


”武田勝頼の長所を利用して勝つ。”と言ったことばはココから来ている。





豊臣秀吉


”上様(織田信長)、武田勝頼は、まもなく奥平殿の守る長篠城を包囲してしまいます。


 急ぎ、救援の兵を送らなければ、全滅してしまいます。”




織田信長



”たわけ!


 いま、我々は、内部分裂の最中じゃ


 しかも、


 重臣の何人かは、おれを裏切って、武田勝頼に内通しておるのだぞ(笑)



 そんな状況の中、我々がすぐに奥平の救援に駆けつけたのでは、


 信長がアホだという話や、内部分裂の話がウソだと言うことになってしまうだろう。



 それに。。。



 すぐに奥平を助けたのでは。。。



 ヤツは、さして、おれに感謝しない。



 



 もうすこし、ヤツが危なくなってから助けたほうが、



 深く感謝するものぞ(笑)。








 哲学者、ニーチェのことば



 ”才能がひとつ多い方が、



    才能がひとつ少ないよりも 危険なことなんです。” 





戦国最強、武田軍、滅亡の時は近づいていた。




                                     
                                          つづく








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Last updated  2009.08.05 16:05:16
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