|
カテゴリ:カフェ感
ドイツの思想家で哲学者の イマヌエル・カントは、生まれつき病弱だった。 若い頃、喘息で苦しんでいた。 カントが十七歳の時、 カントの父親は、心配になり、町に来た巡回医師に病弱なわが子を診察してもらった。 カント少年。。。 ”どうせ診てもらっても無駄だよ。”と覚悟していた。 診察が終わり、 医師はカント少年に向って言った。 ”なるほど、きみの体は気の毒だ。” ”だが、きみの”心”はどうでもないだろう。” ”いいか、”苦しいとか ” ”つらい”とか言ったところで 病気は治るもんじゃない。” ”しかし、体はともかく、 生きているのは丈夫な心のお蔭なんだから、 それを喜びと感謝に変えていってみたらどうだね。” カントは、医師の思いもよらない言葉を聞いて驚く。 そのときカントは気付いた。 ”今まで、 自分は、身の不幸を嘆いて(なげいて)ばかりいた。 喜んだことも、感謝したことも、ほとんどなかった。 言われてみれば、体は弱いが、心は健康そのものだ。 たとえ体が病弱でも、心が安らかであれば、 人は健やか(すこやか)に過ごすことができるはずだ。 人生の 明と暗は、 心の向けどころによって変えることができる。” 十七歳のカント少年は、そう確信したそうです。 その後、 カント少年は、心が丈夫になるにつれ、体も丈夫になっていったそうです。 江戸時代、 財政再建を果たした、 わたしの好きな武士、 河合道臣さんの名言をひとつ紹介させていただきます。 ” 凍って寒からず ” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|