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カテゴリ:カフェ感
じつは、ブログでユニクロ社長の話を、昨日、書いたのですが。。。 わたし、過去、一度もユニクロのリアル店舗に行ったことがありません。 ですので、ユニクロにどんな商品が置いてあるのか分かりません。 ちなみに、 わたしは、”しまむら”と”マクドナルド”の経営者も大好きなんですが、 ユニクロ同様、一度も店舗に行ったことはありません。 それは、 商品が好きなのではなく、経営手法や理念が好きなんです。 ユニクロの件でいくつか質問を頂戴(ちょうだい)いたしましたので。。。 私なりの考えを。。。 ”なぜ、ジャスコでは落ちこぼれだった、ふつーの人が成功できたのか?” それは、ユニクロのトップの柳井正(やないただし)さんは、 項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)に 登場してくる、劉邦さんのような人だったからだと私は思います。 つまり、 自分の能力はたいしたことはないのですが、 他人の能力をうまく使う能力。が優れていた人なんだと思います。 現に、柳井さんご自身も、一勝九敗と言うタイトルの本を出版していることからも、 柳井さん本人も、能力の無いことをは自覚しているのだと思います。 しかし、かえって、そのことが、 より、”多くの能力を引き出して使う能力”へと発展していったのだと思います。 むかし、 セブン&アイ・ホールディングスの鈴木会長(セブンイレブン創業者)が 言ってました。 ”ユニクロは、うちのビジネスモデルを食料品ではなく衣料品でやっただけの会社だ。”と。 じつは、そうなんです。 元々、セブンイレブンは、当初、伊藤忠商事と二人三脚でコンビニ事業を育ててきました。 そして、そのノウハウを持つ伊藤忠商事の人間が、 その後、ユニクロへ入社し、ユニクロ飛躍の土台整備をしているんです♪ 最後に、 現在、ユニクロの生産本部、執行役員の永井さんの話を紹介します。 永井さんは、トヨタ自動車からの転職組です。 ”わたしが、トヨタ自動車に在職中、担当していたのはマーケティングでした。 今から15年ぐらい前、レクサスの販売がアメリカで始まった頃です。 トヨタの作った高級車が、品質と機能と価格で、驚きをもって アメリカで迎えられつつあった頃です。 トヨタと言う会社は、商品に対する執着心(しゅうちゃくしん)が とんでもなく強い会社なんです。 だから徹底的にこだわります。 そして揺るぎ(ゆるぎ)のない自信を持っている会社でもあります。 どこにも負けない技術力と、緻密に作られた車は、 他の追随(ついずい)を許さないところがあります。 だから、 ”突き抜けた性能の車、レクサス”を作ることが出来たんです。 しかし、トヨタと言う会社は、そこからが、 トヨタなんです。 どういうことかと言うと、 ふつう、 メーカーというのは、商品にこだわれば、こだわるほど、 ”こんなにいい商品なのに、なんで売れないんだよ。” みたいな考え方に、 陥り(おちいり)がちです。 しかし、トヨタという会社では、そういうセリフは絶対に出てこない。 ”こんなにいい商品なのに、何で売れないんだ。”といういい方は、 売れない理由をお客様のせいにしてしまうからです。 売れない理由は、当たり前の話ですが、 お客様にあるのではなく、メーカー側にあるのです。 売れない理由を、お客様のせいにしてしまったら、 まだ改善する余地が残っていても、 商品は、それ以上よくなることはありません。 だから、トヨタでは、車を作るときに、 そういう発想をしない哲学が、社員一人一人に浸透しているんです。” ユニクロと言う会社は、ユニクロと言う名前の会社ではあるが、 中で動かしている人々は、 トヨタ、ソニー、パナソニック、IBM、コカコーラだったりする。 ユニクロ・トップの柳井さんは、まさにハープーンの人なんです。 記者会見などで柳井さんを見ていると、 気むずかしそうで、ユニクロはトップダウンの会社のように見えます。 しかし、じつは、こんなエピソードが残っているんです。 ユニクロがニューヨークのソーホー地区に店を出す際にデザインを担当した デザイナーさんの話です。 デザイナー ”ユニクロのロゴを見て、ふと疑問に思ったんです???” ”あれ、柳井さん、ユニクロのロゴマークって、エンジ色でしたっけ???” ”赤じゃなかったんでしたっけ???” ユニクロ柳井社長 ”もともとは赤色でした。” デザイナー ”これ、いつ変わったんですか?” ユニクロ柳井社長 ”いつの間にかです(笑)” デザイナー ”えっ? いつの間にかってことはないんじゃないですか?” ユニクロ、柳井社長 ”いや、いつの間にか変わったんです。” ”これが、ユニクロの問題を象徴していますね。” あんがい。。。 ユニクロで力を発揮し、その後、元気に転職していった者たちがいる。 ユニクロで活躍していたころと比べると、 なぜか、色あせてしまう人々が多い。 ハープーンの男。 柳井正。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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