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カテゴリ:カフェ感
昨日、スーパーへ行ったら、 不思議な名前のネーブルオレンジが山のように積まれて販売されていた。 試食もあったので、たべた。ぱくっ。 とっても、 甘さと酸味のバランスがよく、みずみずしいオレンジだった。 見た目にもキズ一つない うつくしい光沢を放っていた。 6個で398円だった。 オレンジのラベルには。。。 ”アメリカ産 カリフォルニア直送 内田さんのネーブルオレンジ” と、書いてあった。 アメリカ産なのに? なんで日本人の名前なんだ??? わたしはてっきり、 ブラジルのコーヒー農園の日系人のような方が育てたオレンジだと思っていたら、 じつは、 内田さんは、 もともと九州のミカンの一大産地、熊本県で長い間、 みかんの栽培をされていた方だったんです。。。 今、 日本人の果物の購入金額は、すごい勢いで下降している。 とくにみかんの落ち込みはひどい。 みかんの皮をむいたときに、 爪が黄色くなってしまうために女性はみかんを敬遠すると言う。 *参考 みかんの消費量 二人以上の世帯で1988年には年間約32キロを消費していた。 ところが、 2008年には、約15キロにまで激減している。 そんななか、既存のみかん農家は。。。 新品種の開発に力を入れた。 たとえば、デコポンなど、(熊本県で開発/ケロロ軍曹とは関係ありません。) また、ミカンの普及拡大に向けて首都圏の小学校へ提供したりもした。 生き残りをかけて、ミカン農家は必死だった。 そんな、なか 内田さんは、それらの対策が、焼け石に水だ!ということを いち早く見抜き、 パスポートを取得して、 熊本県にある農地を処分し、アメリカ、カリフォルニアに仕事場を移した。 内田さんは、 みかん栽培で培った高度な技術を導入し、 高品質、高糖度のネーブルオレンジを開発することに成功した。 そしてアメリカの広大な大地を利用して大量生産によるコストダウンを実現した。 ”おいしいのに安い” デフレが、強烈な追い風となり、内田さんは笑顔だ。 内田さんの、つくったネーブルオレンジは、 農業王国、東北でも、 セブン&アイ・ホールディングスの経営するスーパー全店で、 徹底的に売られている。 そのスーパーの柑橘類の売り場へ行くと、 日本で、 過去、有名だった産地のミカンは、 申し訳なさそうに、はじっこの方に少しだけ並んでいる。。。 以前、このブログで書いたこともあるが、 アメリカの一人の農家が所有している農地は、 山形県の総面積くらい持っているひともいる。 その肥沃で広大な大地と、 日本人の高度な農業技術が融合すると。。。敵(てき)なし。 わたしは、 うれしさのあまり、 おもわず、ネーブルオレンジをむくための、 ぱたぱたピーラーを買ってしまった。 99円だった。 わたしは。。。 スーパーの関連陳列の犠牲者となってしまった。 手でむけるのに。。。 ネイルをしているわけでもないのに。。。 製品をかわいく作るのはやめてほしい。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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