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「もっとも大切な基礎は、単調で退屈なものである」 多くの出会い、本などから感じたこと。 プロの方々は、何よりも基礎を重視します。 なぜなら、しっかりとした基礎がなければ、発展しないからです。 より高いレベルに到達するには、何物にも揺るがない基礎が必要なのです。 基礎を身につける過程というのは、往々にして単調で退屈なものです。 走りこみ、筋トレ、フォーム作り、トライ・アンド・エラーの繰り返し。 しかし、より高みに到達するためには、避けては通れない道。 プロは、目的のために基礎の重要性を認識し、日々トレーニングに励んでいます。 私はよくプロ選手の半生を綴った、番組や本を見ると感極まります。 サッカー界のエースストラーカーだった、釜本選手。 見事、メキシコ五輪銅メダルにチームを導きました。 サッカーの土壌が何もないところから始めた、日本サッカー。 ドイツ人コーチを招いての、一からの練習。 銅メダルを手に入れるまでに、様々なドラマがありました。 その中でも、私が一番印象に残った場面。 それは、3位決定戦終了後、選手たちのローカールームでのこと。 監督がローカールームを訪ねると、選手たちは精も根も尽き果てた様子。 中には脱水症状で倒れている選手もいた。 これまでいくつものチームを指導してきた監督だったが、この光景にはショックを受けた。 「精も根も尽き果てるとは、こういうことを言うのか・・・」 監督はこのときのコメントで、「大和魂を見た」と語っています。 監督に就任したとき、選手に言った一言とは、 「俺に、大和魂を見せて欲しい」でした。 目の前でそれを目の当たりにしたとき、監督の目からは自然に涙がこぼれ落ちました。 選手も監督も、あの時の感動は一生忘れないといいます。 思い出しただけで、涙が溢れ出してくるそうです。 本当の幸せとは、こういうことを言うのではないでしょうか。 現在の日本サッカー界は、Jリーグ発足、ワールドカップ出場と急成長と遂げています。 世界のクラブチームで活躍する選手も多数います。 釜本世代が基礎を作り、後の世代に受け継ぐことで現在の発展があるといっても 過言ではないでしょう。 本当の基礎教育とは、普遍的であり、受け継がれるものである。 すべてのことに言える、もっとも大切な教訓だと考えています。 私は小学生時代に、釜本さんからサッカーの指導を受けたことがあります。 現在はサッカーを止めてしまいましたが、別の道でプロを目指しています。 釜本さんの強いまなざしが、いまでも忘れられません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.01.25 10:49:25
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