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歳末になると、デパートの食品売場が異様に混む。
常連客以外のお客さんがドシドシ詰め掛けてくるからだ。 デパートの食品売場に常連客というものが 存在するのか?と皆さんは思われるかもしれないが 絶対に存在します。 なぜなら間違いなく私はその一人だから。 札幌の大手デパートは殆ど午後8:00に締まる。 私のように仕事帰りに買い物して帰る人間にとって、20:00に締まると いうのは若干早いものの絶妙な時間である。 なぜなら最後の10分間の激しいバーゲン時間に合わせて行けば 総額4,000円くらいの買い物が1,500円くらいでできちゃうからだ。 毎日買い物して帰るわけじゃないし、我が家は夫婦2人だから そんなにたくさんの食材はいらないけれど、 お魚が3パックで500円とか、野菜が全部半額とかは 非常に魅力的に見えてしまうものである。 しかもそれは高級デパートの高級食材なら尚更だ。 常連客はバーゲン開始の時間をわきまえているので、 多少早く売り場に到着しても最後の叩き売りまで パックを自分のかごに放り込むことなく 静観している。声がかかった時に選ぶ3パックに目星をつけて 一番に自分のものにできるようにイメージトレーニングしながら 時を待つのである。 19:40~19:50にかけての緊張と駆け引きの連続の10分間が 私は好きだ(笑 ところが、ところがである。 歳末になると、お歳暮を買いに来たリッチなご婦人が、ついでに 食材を買って帰るのか知らないが、たかだか20パーオフのシールが 貼ってある状態のパックをヒョイヒョイと籠に放り込んでしまうのだ。 しかも 「あらー安いわあ。こんなに安いなんて知らなかったー」 とか言っている。 うわーん 「奥さん、あと10分したら信じれないことが起こりますから 食材を売り場に戻してみませんか?」 と言いたくてしょうがない私を尻目に、私にとってもっとも重要な お魚コーナーから、パックが全部なくなってしまい、叩き売りが 実行されない。 この時間に合わせてムダにウインドーショッピングで時間を潰した 私の労力を返せーーーーである。 とってもせこい話だけれど 同じ味なら安く買いたいですよね?? 関西出身のダンナはパックのラップ部分に半額のシールが バシバシ貼ってあるのを見ても褒めてこそくれるものの 責めたりはしないが うちのママリンは根がお嬢様なので 「あなたが買ってくるものって殆ど全部半額なのね。いい加減に しなさいよ。」 と家計に優しいはずの私をたしなめる。 みっともないかも知れないけれど、 もうプロパー金額じゃ買い物できない体質になっている。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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