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久々に開いたので、何か書きます。
このブログはバイクや旅がテーマだったのですが、本人がこのテーマからめっきり離れてしまい、この数年の趣味と言えば室内スポーツともいえるバドミントンになってしまいました。 旅はするといえばするんですが、移動手段は飛行機だったりレンタカーだったりするもので、非日常なワイルド体験もそうそうないわけです。 私がバイク旅を実行した当時、「旅」「冒険」「放浪」なんてキーワードが多少流行っていたと今となっては思います。 それは2000年当時の曲や本のタイトルを見るとなんとなく分かります。 今はたぶん、真逆でしょうね。 保守的な若者も増えているようですし、冒険のハナシをしてもキョトンでしょう。 私も正直、すでに怖かったり寒かったりする思いはしたくないし、できることならセレブな宿に泊まったりしてみたいくらいなので、所詮その程度なわけです。 さて、このブログのテーマは旅や冒険であって、今はそういったものからめっぽう遠ざかっているわけですが、ハナシのネタとしては空気次第ではおもしろがられます。 ぶっちゃけ飲み会のネタに使えます。 まあ、言うなれば昔取った杵柄的なハナシをするおじさん状態ですね。 すっかり思い出話なわけですが、自分の中で旅が続いていることがあるとすれば、旅の途中で人から受けた親切をまだ返し切れてないということでしょうか。 話は少しそれますが、私が旅の途中に親切にしてもらった人の中には東日本大震災で大きな被害を受けた方がおられると思います。 あの辺りの方々って、見ず知らずの人間にも本当に優しくて、今でも鮮明に覚えていることがいくつかあります。 自分が受けた親切は誰かに返す。 旅の途中で聞いた、その言葉が私の中で生き続けています。 旅での恩を返そう返そうと思っているつもりなのですが、普段の社会生活の中でも、また新たに親切を受けてしまうので、結局は返しきれないでいるのです。 これじゃ借金が貯まっていく一方です(笑) もしかしたら、親切が親切を生んで回っているのかもしれません。 ただ、この親切リングは見える人と見えない人がいて、さらには社会はそんな単純なものではなく、親切がいつしか悪に変わってしまうことがあります。 そういう局面で、自分の弱さが見えてしまいます。 逆を言えば、今まで自分が人の善意ばかりに目を向けてきて、本質から逃げてきたのかもしれません。 意地悪だったり、自分の利益ばかり考えるような人には絶対になりたくない。 それは揺るぎのないものなのですが、そういう人に対して自分がそういうスタンスで関わっていくのか。 今の自分のテーマであり、越えなければいけない壁でもあります。 善意のリングを回しながら、そうでない人とどう付き合っていくのか。 そんなことに悩みながら、社会生活を送っているのが最近の私です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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