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カテゴリ:雑記
テトラサイクリンという名称は、4つの(tetra-)炭化水素からなる有機環(cycl-)の誘導体(-ine)という意味である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下、ブログ(http://www.shimto.com/blog/yanhongdasha)からの転記。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー テトラサイクリンとは、テトラサイクリン系抗生物質の総称で、歯の象牙質や骨に沈着します。 歯の形成期(0~12歳)頃に服用すると、着色を起こし、容易に除去することができません。 服用した時期によって、着色の位置が異なり、前歯から6歳臼歯に左右対称的に現れます。 テトラサイクリン系の抗生物質には、ミノサイクリン、オキシテトラサイクリン、クロールテトラサイクリンなど多くの種類があり、薬によって着色の色が異なります。 この色は紫外線によって濃くなるため、生えたての歯は着色がなくても、数年で色が濃くなってきます。光が当たる前歯の色が特に目立ちます。 テトラサイクリン系抗生物質は、以前は風邪薬のシロップとして一般に使用されていましたが、 歯に対する副作用が1962年に初めて報告され、最近では使用が控えられています。 しかし、現在の20代後半から40代までは、幼少期に服用した人が多く、歯に薄い黄色の縞模様が認められる人が多いのが現状です。現在でも呼吸器疾患や、皮膚疾患などにテトラサイクリン系の抗生物質が使用されています。 テトラサイクリン変色歯を白くする方法はいくつかあります。 ■ ホワイトニング テトラサイクリンの影響が少ない場合や、黄色系の着色の場合は、ホワイトニングだけでも白くすることが可能です。 また色が濃い場合でも、ホームホワイトニングなどで、長時間ホワイトニングを行うことで、ある程度白くすることができます。 しかし、色が濃い場合や、縞などがある場合、根元の着色などは白くできない場合があります。 またテトラサイクリン変色歯は一般的に、ホワイトニングで白くなりにくく、白くなっても後戻りしやすい性質があります。 ● 薄黄色の場合 ホワイトニングで白くする事ができます。 歯に縞がある場合は縞の部分が白くなりにくいため、一時的に目立ちますが、 ホワイトニングを続けて行うことで、ほとんど目立たなくなってきます。 ● 薄いグレーの場合 ホワイトニングで白くすることができますが、真白ではなく、グレー系の白さになります ● 濃いグレーや縞、グラデーションがある場合 グレーの色や縞の部分が薄くなってくる程度で、一般的に均一に白くすることが難しい歯です。 ホームホワイトニングなどで長時間ホワイトニングを行うことで、色を薄くすることはできますが、一般的にはマニキュアやセラミックが適応になります。 ■ ダブルホワイトニング オレンジや茶色、グレー系で色が濃い場合、オフィスホワイトニング(プラズマ、レーザー、ハロゲンなど)だけではその色が薄くなってくるだけで、真っ白にすることができません。 この場合はホームホワイトニングを併用したダブルホワイトニングで、ある程度白くする事が可能です。 ■ パーマネントマニキュア 縞やグラデーションがある歯、根元の色が濃い歯は、ホワイトニングでは白く出来ない場合があります。 パーマネントマニキュアは、歯を削らずに、確実に白くすることができます。 ■ ラミネートベニア 歯を薄く削ってセラミックを貼る方法です。 色だけでなく、歯の隙間や形も修正できます。 ◎ ホワイトニングの原理 ホワイトニングの治療は、まず歯の表面に薬剤を塗ります。 この薬剤には過酸化水素が含まれていて、活性化されると酸素(ラジカル)を発生します。この酸素がエナメル質内の色素を分解して歯を白くするというわけです。 よく、レーザーホワイトニングと書かれている広告などを目にしますが、これはレーザーで直接歯を白くする訳ではなく、上で述べた薬剤を活性化させるのにレーザーを利用しているだけです。通常は専用のプラズマ照射器やハロゲン照射器を使用して薬剤を活性させます。 ◎ ホワイトニングの副作用と注意点 ホワイトニングの副作用として最も大きなものは知覚過敏(冷たいもの、熱いもので歯がしみる)が生じる事です。 特にホームホワイトニングの場合、より白くしたいからといって歯医者さんから指示された時間や回数を守らず、勝手に回数を増やしたり時間を延長したりすると、知覚過敏の症状がでやすいので要注意です。 逆に指示された時間や回数を減らすと、ホワイトニングの効果がなかなか現れてきません。歯医者さんの指示を守る事が重要ですね。 ちなみに知覚過敏がでてしまった場合、ホワイトニングを中止して、フッ素入りの歯磨き粉を使って歯磨きをつづけると大抵解消されます。 ホワイトニングをおこなっている間は、できるだけ着色力の強い食事や飲料を避けるのがよいでしょう。(歯の変色の原因:歯に色素が付着して色が悪くなる場合、を参照。) また、いったんは白くなったとしても、色の戻りは必ず生じると考えたほうがよいと思います。戻りを少なくするために、半年に一回位の間隔で、定期検診を受けるのが効果的です。さらに必要があれば、追加のホワイトニングをおこなうことができます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.04 21:58:43
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