映画:大鹿村騒動記
長野県下伊那郡大鹿村で、実際に300年以上続いている村歌舞伎をモチーフに、村の日常を描いた映画。予告編を観て興味覚えたのと、原田芳雄の遺作になったということと、職場の夏休みの最中、昼間映画館に行ったら、この映画だけ1000円だったのと……で、観てきました。妻に逃げられ一人暮らししている主人公(原田芳雄)のもとに、妻(大楠道代)と駆け落ち相手の幼馴染(岸部一徳)が18年ぶりに戻ってくるところから始まる物語。地味なコメディというか、いぶし銀的映画というか、噛めば噛むほど味が出てくるというか……とにかく、原田芳雄と岸部一徳のかけあいが、地味なんだけど面白いっ。個人的評価は★★★★(最高点は★5つ)です。地デジ移行の話やら、リニアモーターの線路を村に通すかどうかで賛否分かれている話とか、リアルタイムにリアルな話が展開しているので、何年も経ってから観るより、今観る方が旬だと思いました。