The Way I Feel / Sonny Rollins
ロリンズのマイルストーン第5作で1976年の録音。前作「Nucleus」は多彩なメンバーが目を惹いたが、本作ではホーンセクションの採用とリー・リトナーの参加が特徴だろうか。曲はロリンズ作が4曲、キーボードのパトリース・ラシュエン作が1曲。残る2曲は今回参加はしていないがジョージ・デュークの手によるものである(3はフローラ・プリムとの共作)。ロリンズの曲はハッピーなものが多く、ジョージの2曲はどちらかというと静かに聴かせる。ブラジル色豊かな3は特に素晴らしい。そしてラシュエン作の5は非常にパンチの効いた曲で、ロリンズのテナーとそれに絡むホーン・セクションが秀逸。こうして聴いてみるとリトナーが意外と目立っていないのに気付く。ジョージの2曲でのバックの付け方などはサスガだが、ちょっと物足りないか。コブハムは相変わらず。やはり朗々と響くロリンズのテナーが一番なのでありました。1.Island Lady2.Asfrantation Woogie3.Love Reborn4.Happy Feel5.Shout It Out6.The Way I Feel About You7.Charm BabySonny Rollins (ts)Lee Ritenour (g)Patrice Rushen (syn,kb,p,clavinet)Alex Blake, Charles Meeks (b)Billy Cobham (ds)Bill Summers (perc)+Oscar Brashear, Chuck Findley, Gene Coe (tp)Alan Robinson, Marilyn Robinson (frh)George Bohannon, Lew McCreary (tr)Donald Waldrop (tb) Bill Green (fi,piccolo,ss)