テーマ:私のイギリス生活(444)
カテゴリ:スコットランド物語旅行編
子どもたちもイースターホリディということで 2日から5日まで 長男のいるロンドンを訪ねてまいりました~ エディンバラから 大好きな汽車に乗っていきます (といっても蒸気機関車ではないわよん。一応電車!) 5時間弱の旅ですが ファミリーレイルカード という割引カードを使うと 大人も子どもも激安となり 今回は大人2人、子ども2人で なんと66ポンド! 1万4000円くらいかなあ 新幹線に比べると安いよねー ビールに柿の種、私とかおっとはコーヒーを抱えて 車内はすっかり 日本の旅モード 今回のロンドン旅行は 実はテーマがありまして~ ヘンリー8世!「お前もっと女房大事にせい!」の旅ってか・・ 中世の放蕩男 ヘンリー8世は キリスト教徒でありながら あの手、この手、奥の手で 6人も妻を持った男 彼の足跡を尋ねながら Windsor城 Hampton Palace、そして世にも恐ろしいロンドン塔を訪ねます まずはWindsor城 ここはいわずと知れた イギリス王室の居城で いまでもエリザベス女王のお住まいですが 当たり前ですけどヘンリー8世も住んでいたわけで とはいえこの当時 ロンドン近辺には ロンドン塔(昔はお城だったのよ)、ウインザー城、リッチモンド城など 多々お住まいが点在し、特にヘンリー8世は 一つのお城に2週間とはいなかったらしい あきっぽい ・・・っと、それだけではなくて 不衛生な時代だったからすぐ伝染病が蔓延するので 点々としていたそうなんですけど・・ しかし 広大なお城です 実はヘンリー8世は この後 家来から横取りした Hampton ハンプトン パレスを こよなく愛し 6人の妻たちもここで生活することになります さて、なぜ6人か・・・ 一人目 キャサリン・オブ・アラゴンとは離婚 このとき離婚を認めないローマカトリック教会とは決別する暴挙に出てまで 離婚に踏み切るのだ~ 2人目 一人目の妻の女官だったアン・ブーリン 大恋愛の末結婚にこぎつけるも、不倫の罪をでっち上げ死刑 3人目 やはり 女官だったジェーン・シーモアは 念願の跡継ぎの男児を出産するも 直後に産褥熱で死亡(アン・ブーリンのたたり?) 4人目 アン・オブ・クレーブズ ドイツの乙女の彼女とは肖像画を通してのお見合い ところが 実際に会ってみると「全然別人じゃないの~?」 肖像画を描かせた時の宰相クロムウェルはこれによって死刑(Oh~!) 結局彼女とは「もともと結婚していなかったということにしよう」という裏技で 結婚解消 アンさんは「王の妹」ということになった 5人目 これまた女官のキャサリン・ハワード 彼女は若くてキャピキャピ 結婚後も年老いて太った王様よりも 若い、かっこいい彼とのデートを続けたため・・・死刑! 6人目 ようやくめぐり合った人柄のいい キャサリン・パー 彼女は 先妻の残した忘れ形見の子どもたちを育て 梅毒で死んでいったヘンリー8世を見取る ・・・とこれだけの事件があれば もちろんイギリスではかかせない 幽霊話 ハンプトン・パレスでは ロンドン塔に引き立てられるキャサリン・ハワードの幽霊や 男の子を生んで すぐに命を落としたジェーン・シーモアの姿も見られるのだとか 死刑になった2人が刑を執行されたのが ロンドン塔 ここでは2番目の妻 アン・ブーリンが 夜な夜な現れるといわれています・・・ ちなみにこの時代 まだギロチンはありません 普通は木の台にうつぶせになった囚人の首を 斧で落とすというのが 「誇りある死刑囚」にあたえられる栄誉でした 斧は・・・いやだわよね (ってそういう問題じゃないんだけどね) いやはや・・・ 何とも筆舌に尽くしがたい ヘンリー8世さんですが ふと かおっとが漏らした言葉 「チャールズ皇太子って この子孫っていうことだよねえ」 全く持ってその通り いつか 王妃になる日を夢見るカミラ夫人とともに いまも ウインザーにお住まいでいらっしゃるわけだ。 あ~ 数百年後に ヘンリー8世と一緒に語られないように・・・ね。 お口直しに・・・ ここ、ウインザーで一番行きたかった場所です ↓ おまけ Celtic 勝ててよかった~(●^o^●) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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