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Edinburghの雲

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2009.09.08
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E☆koさんに誘われて 
「セントアンナの奇跡」を見ました

セントアンナの奇跡

第二次世界大戦のイタリアが舞台

バッファロー部隊と呼ばれた アメリカの黒人部隊と

一人のイタリア人少年の物語ですが

実話がベースになっています


セントアンナの大虐殺をご存知でしたか?


反ナチのイタリア人ゲリラ部隊である
パルチザンを掃討するため
300人のドイツ兵が560人ものイタリア人

それもほとんどが老人と女性、子どもたちであった村人を

教会に集めて 皆殺しにしたという悲惨な歴史です。

この少年は このとき 一人の心あるドイツ兵によって助けられ

生き残り逃げて アメリカの黒人兵に助けられます。

バッファロー部隊もまた
人種差別が色濃く残ったアメリカの、軍隊の中で
まるで使い捨てのように 最前線に送られていたのでした。


ストーリーは 見ていただくとして


本当にいろいろなことを考えさせられる2時間半でした


日本とドイツ、イタリアと
3国軍事同盟の元にあって イタリアも一枚岩かとおもっていたら

実際にはナチに対して民衆が蜂起し
しかも 一般の村人までが命を張って
パルチザンを守っていたという事実

ドイツ兵一人が殺されたら30人の村人を殺せと
そんな悪魔のようなナチの命令すら ストンと落ちてしまうほど
心が麻痺してしまう 戦争という異常な状況

そんな中にあってなお
「子どもまでは殺せない」と
命令に背いて子どもを逃がす ナチ兵もいたのだという事実

虫けらのように扱われながら
それでもアメリカを祖国と信じ戦った黒人兵


戦争よりも子どもを守ることが
自分の使命と
気持ちに素直に従う黒人兵

そして何よりも

アメリカ兵も
イタリアの村人たちも
ナチスの兵隊も

同じように 神に祈る人々であったこと


事実だけに
最後の最後まで目を覆う場面の連続でしたが

戦争の愚かさ、悲惨さ、人間の弱さ、強さが
本当に胸に迫る映画でした。




セントアンナの場面では
実際に惨劇が行われた教会で撮影されたのだそうです。

悲しいくらい美しい教会でした。





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最終更新日  2009.09.08 09:46:33
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