カテゴリ:カテゴリ未分類
旅行中、とある駐車場に車を止めたときのこと テヒツジ、ちぃちゃん、かおっと、まーすけは先に降りてトイレへ 車内に残っていた私と宿さん、かなっとが降りるのを ノヒツジは車のドアを閉めるために待っていてくれました 全員が降りたのを見届けてノヒツジがドアを閉めて お店に向かって歩き出すと うしろから 「おい にいちゃん」と呼ぶ声が(ここから怖いぞ) 誰かがご兄弟でも呼んでいるんだろうと気に留めずに そのまま歩いていますと 「おい!無視するんか!」と怒鳴る声 振り返ると隣の大型のバンの窓からおじさんが怒鳴っています おじさんっていっても30代くらいかな わけもわからず唖然としていると そのワカメのおじさんは 車から降りてきて よりにもよって ノヒツジにくってかかって 「人んちの車によっかかって 何度もゆらしやがって #*@$!!!!!」 ゆらしやがって、のあとは もうヤクザさん用語の集中砲火 なにやらさっぱりわからない どうも怒っていることをまとめてみますと ・車に寄りかかって 大きく何度も揺らしただろう 車はスモークがかかっているから(窓が黒いこと?)誰もいないと思ったんだろう! ・呼びとめたのに何で無視した? この2点に集約されるようです もちろんのことですが なんたって世界で一番謙虚な男の異名をとる ノヒツジのこと 私も一緒に待っていて見ていましたから寄りかかってなぞいないわけです しかもあんなに大きな車 寄りかかるくらいで揺らすことは不可能 でも『何度も何度も大きく揺れた』と それはそれは 周囲に大きく聞こえるように怒鳴ります ノヒツジは「呼んだことに気がつかなかったのは無視したのではなく 御親戚を呼んでいらっしゃると思ったからです。 寄りかかってもいませんよ」と言いますが もちろん聞く耳などお持ちでなく 怒鳴り声をさらに張り上げて 「*#%&@#*」とよく分からない言葉をお祭りの太鼓並みに連打 そのころにはトイレを済ませた我が家全員が集合 おじさんもこんなに家族がいると思わなかったのか さらに声を張り上げます そこに バンから女性が赤ちゃんを抱いて降りてきました (ああよかった、奥さんがなだめにきてくれた) なんてほっとした私たちの なんと愚かなことでしょう この奥さんが さらにすごかった! ノヒツジを捕まえて 「あんた 本当によっかかっていないっていうの」 「人を無視して ただで済むと思って居んの?!」 と始まり このころには私と宿さんは 『この人たちは普通じゃない』と察し始めていたので ここからは三十六計逃げるにしかず 「気がつかなかったとはいえ、御不快な思いをさせてしまいすいません」 とひたすら謝りました あちらの怒鳴り声と「ごめんなさい」の応酬です でも あやまれどもあやまれども さらに「寄りかかった自覚がないのか!」と詰め寄る女性 そこにテヒツジが 「これだけ謝っているじゃないですか」といったものだから このおじさん 猛烈に火がついた 「なんだぁ~この金髪野郎!」(注:金髪ではなく普通の茶髪) 「お前日本人のくせに なんで金髪なんだ」etc・・・ そこで 私が 「警察を呼びましょう」というと 「おう 呼べ!! 呼ぶなら公安を呼べ!! 俺は親しいんだ!!!」 (なぜ公安???) ここでなぜか 奥さん車に退散。なぜだかこの後警察が来ても一切車から出てきませんでした。 それから警察が来るまでの間 宿さんとノヒツジにまかせて 私たちは遠くに離れていましたが おじさんはここから戦法を変えて 「住所教えろ!! 俺がこらしめたる!!!」といいだし 「早く教えろ!! どこに住んでるんだ!」とひつこい 車を見て「レンタカーだろ レンタカーなんて ちょい脅せばすぐに住所は知れる!」 人のいいノヒツジが 都道府県まで言いかけてしまったので あわてて止めますが 今度はこのおじさん 携帯でその○○県支部(なんの支部?)とやらに電話をして 「俺が自分で懲らしめに行きますから道具貸してください」なんて頼んでる!!! 道具ってなんだ?? テヒツジに向かってはさらに お前日本人じゃないだろ!!! 「○○だろ!」と 差別用語の連発 ようやく警察がきたときにも 警察に向かって 「俺はおまえらなんて いつだって公安使って 首にできるからな!」と怒鳴りまくり おまわりさんも苦笑い それでもお巡りさんが来たら ややおとなしくなり しばらくは「住所教えろ!」と息巻いていましたが 警察は「あぶない手合いだから レンタカー会社に連絡して何を言われても住所を教えないように 言いなさい、」と そして私たちを先に出発させてくれました。 本当にびっくり仰天の出来事でした でも警察を待っている間に 周りの人々が 「北海道は あんな人ばかりと思わないでね」とか 「旅行中なのにとんだ目にあわせちゃって許してね」とか 皆さんが守ってくれて嬉しかったです! 証言するからとしばらくお付き合いくださったご夫妻様 周りの皆さま 本当にありがとうございました。 <今回の教訓> 1、やっていないことは最後までやっていませんと冷静に言い続ける (謝る戦法に切り替えても こういう場合は効かないということがわかった) 2、すぐに警察を呼ぶ (だからといって 何かしてくれるわけではないけど、相手はやはりビビる) <今回の収穫> やはり我が家の結束はすごい! 一丸となって戦う家族だと認識 かおっとはすでに「法律家」なみに口達者だということが判明 相手が何か言うたびに小さい声で 「はい、脅迫罪。はいもう一つ名誉棄損も加わったぁ~」と。 夜ホテルに戻って ノヒツジと そのノヒツジを守ろうとしたテヒツジが にこにこしながらビールで乾杯している姿に いいこ、いいこと思わずつぶやいたワタクシなのでした(*^_^*) 皆様も駐車場にはくれぐれもお気を付けくださいませ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|