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カテゴリ:オランダ暮らしのなかで。その3
みなさま こんにちわんこ。 いや〜、よう荒れましたな。ストーーーム。それにしても 今年は嵐な日が多い気がする。 日本なら 神社や山にそびえたっているような大木が オランダでは 普通に並木っているので いざ、嵐がやってくると必ず 「あーーもう無理〜〜」ってな具合に木が倒れてしまう。 森の中ならまだしも、道路や住宅街にも大木は生えているので、大変である。 しかし、そこはさすが「風の国」オランダだ。 今朝も朝イチで車で出かけたけれど、道路をふさぐ倒木は キチンと路肩に片づけられていた。 ありがたい。 そんな折、FBのお友達が拡散してくれーと ある記事をアップしていた。 「神宮外苑の再開発に伴って、およそ1000本の木が伐採される計画があり、それってどうなん?」 という件で署名を集めているというものだった。 こういう記事を読むとココロが沈む。 何年もかかって育ち、そこを訪れる人を見守ってきた樹木を 開発が壊していく。 東京オリンピックで散々なんか知らんけど昔からのものを壊してしまったんちゃうん? まだやるのか。。 新しい施設を作るより、豊かな自然を都会に残していく方が、何倍も人が潤う気がするけれど、違うのだろうか。 日本は古来から「自然」を神様と崇めてきた国。 水の神様。山の神様。陽の神様。 ご飯粒ひとつにも3人の神様がいるからちゃんと食べろと 親に言われたものだ。 そんな国が、どうして簡単に木を伐採できるのだろう?不思議。 オランダは、森や木や花に寄り添って生きている国だ。 春には一斉に そこここに花が芽吹く。 夏になると わさわさと 大木の緑が風になびき 秋になれば、カサカサと 落ち葉を踏み締める 音がする。 いくら自分の敷地でも 勝手に木を切るのは許されていない。 こんなエピソードがある。 友人が庭に生えてる木を切ったそうな。で、そのままにしていたら、ある日市役所の人がやってきてこういった。 「1本切ったら、庭のどこかに1本 植えてください。」 それでもなんとなくほっておいたら、またまたチェックが入ったそうな。 友人は仕方なく、クリスマスの木を おったてたという。それがなんと元気に育っているから大したもんだ。 土地が低いオランダから森や木がなくなったら 雨が降れば簡単に沈んでしまうから、死活問題でもある。嵐が来たら、倒木を片付け、落ち葉の季節になれば掃除をする終わりのない作業にかける労力とお金は凄いものがあると思うけど、その優先順位は高いに違いない。 森や公園で、嵐に淘汰された大木は見るも無惨だが、それは自然が決めたこと。 春になれば、新しい若い木がまた育っていくんだろう。 いつもありがとう。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 22, 2022 12:53:43 AM
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