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カテゴリ:オランダ暮らしのなかで。その3
みなさま こんにちわんこ。
木曜日が終わると 勝手ながら 週末な気分になる私。 大して毎日忙しいわけでもないのに、木曜日の山を越えると ほっこりする。 さて、 日本のパスポートの更新が近づいてきた。 いつもは帰国のおりにサクサクと手続きをしていたのだけれど、 今回は、いつ帰るかまだ決めていないので、初めてオランダで更新をすることにした。 大使館のHPを見ると 詳しく手続きの仕方が書いてあるので 問題はないのだけれど、 思わず二度見した一行があった。 パスポート更新料132ユーロは「現金」しかあかん。のだそうだ。...........ほんま?? お釣りもあかんって。 どうなん? 欧州でも屈指のデジタル大好き国「オランダ」は、コロナ禍でさらに拍車がかかり 支払いに関してはほぼカード払いが当たり前になってしまった。 スーパーや店の支払いはもちろん、路上駐車の支払いもコインが使えないところが増えてきた。 レストランで割り勘するときも 財布から現金を出すともう「お年寄り」扱いである。 ずいぶん前にテニスで個人レッスンを受けたときも、コーチがテニスバッグからPINマシーンをニカニカしながら出してきたときはびっくりした。テニスコートで「ぴっ」である。 もっとびっくりしたのは、マーケットの野菜屋さん。大根とレタスの支払いに、10ユーロ札を差し出したところ「現金はあかん。カードで。」と言われてしまった。 あかん、って言わんでもええやんか。お金やで! そんなオランダにあるのに、今度は「現金しかあかん」ってこれまた正反対の日本大使館。 そんなわけで、 オットに頼んで現金の引き出しを頼み(どこにマシーンがあるのか、もはや知らん) 小銭は、財布をひっくり返して2ユーロを捻り出した。良く考えれば、小銭を使えるまたとないチャンスである。 カードで支払うのは、確かに便利でお金を持ち歩くより安全かもしれない。でも、一方でお金が減っていく自覚が乏しくて危ないかな、とも思う。特に子供たち。 息子などは、お小遣いで現金を渡していたのはほんの小さな頃だけで、中学あたりからもう普通にPINカードをもらって使っていた。思い返せばあの頃、「自立させてカードを持たせるべきだ」というオットと 「まだ早い。お金が減る感覚やら、お釣りやらを身をもって感じながら使える現金を持たせるべきや」という私で意見が分かれ、ちょっと喧嘩したこともあった。 他の家庭はどうなんだろう? 何歳くらいから子供に「カード」を持たせているのだろう。 それにしても、お金なのに場所によっては「嫌な顔」をされるオランダの「現金」が哀れである。 ちなみにお隣のドイツでは、まだまだ現金が元気である。ちょっと嬉しい。 いつもありがとう。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
February 25, 2022 01:26:36 AM
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