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カテゴリ:オランダ暮らしのなかで。その3
みなさま こんにちわんこ。 先日、日本人何名かとひさしぶりにテーブルを囲み楽しい時間を過ごした。 海外で出会う日本の方は 実に色々な目的でオランダに来ているので 話をしながらその人生を垣間見るのはとても興味深い。 国際結婚で来ている人、仕事の関係で来ている人、研究で来ている人、様々だ。普通ならなかなか会えないような人たちとの出会いも貴重である。 おしゃべりをする中で、学校の話になった。 土曜日の日本語補習校の生徒が増えて 今や一クラス分も増えたと聞いて驚いた。 息子が通っていた頃は、駐在の人が減っていたころで、少なくなってきていたからだ。 聞けば「教育移住」?なる方が増えている、という。 平日はオランダの現地校などに通わせて、土曜日に補習校で日本の教育を受けるというわけだ。 どんな言葉でもそうだけれど、スーパーの買い物ならいざ知らず、深く話せるようになるには、やっぱりちゃんとお勉強しないとダメなのだ。そういう意味で、学校で学ぶというのは大いに意味がある。 しかし、「教育移住」とはなんぞや? その目的は何ですか? ネットで調べると色々な経験談や情報が載っている。が、その多くは「小さな子」を持つ親に向けてのものばかりだ。 その先のことやその先の現実を書いてあるものは少ない。 自然が豊かで、子育てのサポートも手厚く、世界一子供が幸せ(しらんけど)なんて言われている国で子育てができる、と言われれば、ココロも動くことだろう。加えて オランダ(ヨーロッパ)は、塾がないし大学受験がないという変な誤解もあり、子供たちは伸び伸びと学校生活を送っているように見えるだろう。 しかし、一方で オランダ(ヨーロッパ)は、進学するための厳しい卒業試験がある。子供たちは早い段階で進路を決めなければならない。その後は突然、勉強が厳しくなる。と、現地校に子供を行かせていた母ちゃんが熱く語っていた。 そんな事実もあるのだ。 大学も私学がない分、容赦ない。入っても卒業するのは簡単じゃない。 在学中に日々必死に勉強しないとスコスコ「落とされる」。日本のようにサークル活動なんてしている時間はないかもしれない。 社会も同じ。入ってスグに即戦力として期待される。日本の会社のように育ててくれることはない。 どうやどうや。えらいこっちゃ。これに更に「日本人=外国人」というハンデキャップが加わるのだ。 それは、大人になればなるほど痛感することになるだろう。 息子のこんな話がある。 と、ここまで書いてすんごく長くなりそうなので、この話は次に書くことにしよう。 ま、ともかく、教育移住は親御さんが考えに考えてのことと思うのでいいも悪いもないけれど、 どの国にも「良いところもあれば、厳しいところもある」ちゅうわけで、 そして、できれば「ネガティヴ」な情報を事前にたくさん仕入れておいてほしい、と思う。 ワンコは文句なしのパラダイス、オランダ。 いつもありがとう。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 5, 2022 07:28:15 PM
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