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カテゴリ:国内旅行
今日は、久しぶりの暖かい一日。 絶好のガーデニング日和で、 終日庭で、気になっていた作業をしました。 冬の間、とても寂しかった我が家の庭も、 少しずつ彩りを付け始め、 春の訪れが近い事を示してくれています。 少し前の事になりますが、 16日(金曜日)に、又京都へ行ってきました。 夫が所属している明兆顕彰会の主催で、 東福寺の明兆特別展を見に行ったのです。 吉山 明兆(きつさん みんちょう)は、 室町時代前・中期の画僧で、 淡路島の出身です。 臨済宗の東福寺に入り、大道一以の画法を学びました。 周囲からは禅僧として高位の位を望まれたのですが、 画を好む明兆はこれを拒絶して、 東福寺専属の画僧として活躍したのです。 私たちが乗ったバスは、 最初、東福寺の塔頭のひとつの南明院へ。 明兆が2代目の住職をしていたお寺です。 ここには、秀吉の妹で家康の正室だった 旭姫のお墓があります。 農夫と結婚していた秀吉の妹が、 政略で無理やり離婚させられて 家康の正室として嫁がされた、 悲劇の人です。 その後、明兆のお墓詣りへ・・・ 向かって右側が明兆のお墓。 左側が、南明院・初代住職のお墓です。 私たちの一行に、お坊様がふたりいらしたので、 その人たちの先導で、お経を上げました。 東福寺 本堂(仏殿) お釈迦さまの入滅の日は旧暦2月25日(現在では3月15日前後) その頃になると、全国各地の寺院では お釈迦の遺徳を偲ぶ涅槃会の行事が営まれます。 そして、東福寺法堂では、 毎年3月14日~16日に『大涅槃図絵』の一般公開があります。 大涅槃図 室町時代、画僧・吉山明兆によって描かれた タテ15m、ヨコ8m大きな紙本着色の図絵で、 明兆57歳の作です。 絵の下の方には、 いろいろな動物が描かれています。 三門 三門とは空門・無相門・無作門の三解脱門の略。 上にあがると、壮麗な極彩色の世界がひらかれています。 正面縁の大額「妙雲閣」の筆は足利義持のもの。 生真面目な性格の現れた文字です。 一面の極彩画は、明兆及び、 その門人寒殿司の筆と伝えられています。 <撮影禁止でした> 方丈南庭 鎌倉時代の質実剛健な風格を基調に、 近代芸術の抽象的構成をとり込んだ 枯山水式庭園です。 方丈北庭(裏庭) 市松の庭は、南庭とは逆に 色彩感あふれる空間となっています。 方丈の中にも、 明兆の絵が沢山展示されていました。 残念ながらカメラ禁止(当たり前) 開山堂 通天橋を渡って至る、別名常楽庵。 開山堂への参道を中ほどまで進むと、 左手に枯山水の庭が開けます。 約百坪程もある平庭式で、 みごとな市松の砂紋です。 通天橋 紅葉の頃は、とても綺麗な所なんだけど、 今はこんな感じ・・・(;一_一) 芬陀院(ふんだいん) 東福寺の塔頭の一つで、 通称の雪舟寺(せっしゅうじ)で知られている所。 鶴亀の庭 雪舟の作といわれています。 図南亭(となんてい)の月窓 芬陀院方丈東庭の北側にある茶室です。 この日は、朝出る時は雨が降っていましたが、 京都に着く頃には雨が止み、 傘なしで観光できたのはラッキーでした。 次回は、にっぽん丸のクルーズのお話です。 ほんのワンナイトクルーズでしたが・・・ お帰り際にポチっと押して下さったら嬉しいです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 27, 2012 09:12:21 PM
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