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カテゴリ:国内旅行
また少し前のお話になりますが、 8月26日(日)に熊野古道 中辺路ルートの番外編、 赤木越ルートに、日帰りで参加してきました。 淡路島から熊野は遠いですよ~ トイレ休憩を含めて約6時間バスに揺られ、 バスの中で朝食と昼食を頂いた後、やっと歩き始めました。 苔むした石垣が綺麗です♪ 中辺路 4回目の終着点の発心門王子が、 今回の出発点です。 鳥居をくぐり、土道の坂を下っって行きます。 周囲は杉や桧の人工林。 今回は逆方向で、田辺方面に赤木越分岐まで歩きます。 地道は歩きやすい♪ 気温も覚悟していた程には暑くなく、30度以下。 木漏れ日の中を、足取り軽く歩いていきます。 途中、猪鼻王子を通り、 船玉神社へ 赤木越分岐点 いよいよ赤木越えに入ります。 写真の男性は、今回の語り部さんです。 ここからしばらくの間、 つづら折れの急な登りの階段が続きます。 やっと尾根道に到着! 尾根の片側は、杉や桧の人工林。 反対側は、雑木林です。 少しずつ視界が開けてきました。 心地よいそよ風が吹いてきて、 ちっとも暑くはありません。 向うの方に集落が見えます。 名前を聞いたのだけど・・・忘れました(^^ゞ ずっと杉林の中を歩いていると、 こういう雑木林が新鮮に見えます。 昭和20年~40年にかけての植林ブーム。 ここ熊野地方でも、地元産業を林業にと、 山の木々を伐採して、沢山の杉や桧が植えられました。 ところが、予想に反して木材が売れなくなった今、 山の手入れをする人も、段々少なくなってきました。 杉や桧は、沢山の水を吸って、根元にお水を貯えないし、 根もそんなに張らないので、地崩れが起こりやすいのです。 昨年の大水害も、この杉や桧林にも責任の一部があったそうです。 今は、昔の雑木林が見直されて、 少しずつだけど、植え替えようという動きがあるそうですが。 赤松 「赤木越」の赤木の名前の由来は、赤松のこと。 尾根沿いに赤松が沢山生えていたからだそうですが、 植林の為に伐採され、 一部ここに残っているだけになりました。 遥か向うに見えるのは果無(はてなし)山脈 果無峠は、熊野参詣道小辺路の一部だそうです。 鍋破(なべわり)地蔵 一遍上人の従者が昼ごはんの為に炊いていると、 鍋に水が無くなり、川へ汲みに行って帰ってくると 鍋が割れていたという伝説がある。 湯峰を差す道標 自然石で出来ている、 湯峰を差す指が彫られた珍しい道標。 遠くに見える台形の山 名前を聞いたのだけど、ちょっと思い出せない… 山に詳しい夫に聞いたのだけど、 やっぱり分かりませんでした(苦笑) 大師さま 建物が傷んでいて、ちょっと可哀想。 石垣や廃屋が残っている柿原茶屋跡でちょっと休憩。 芙蓉のような大輪の花が咲いていましたが、 葉っぱを見るとムクゲのようです。 道が下り坂になりました。 向うに見えるのは、第1班の人たち。 私たちは2班で、後に3班が続きます。 最後の道標 1から順にあって、道標の間が500m。 通算で5kmかしら・・・ それに、バスを降りてから道標までと、 ここから駐車場までを足すと、全部で7km強。 説明を聞きながらゆっくり歩いたので、 約4時間もかかりました。 湯の峰温泉の街並みが見えてきました。 硫黄の匂いもしています。 湯峰王子社跡 湯の峰温泉街の小高い丘にあります。 一遍上人爪書と伝わる磨崖名号碑 一遍上人が熊野参詣の際、 路傍の岩に「南無阿弥陀仏」の名号を、 爪で書き刻んだものと伝えられています。 湯の峰温泉の源泉が出ている所 温泉に入りたいのだけど、 帰るのに又時間がかかるので、 諦めなければなりません(涙) お野菜類を温泉水につけていました。 きっと、美味しいのでしょうね^^ あの和歌山の大水害から1年。 熊野古道周辺では、今もアチコチデ修復が行われて、 先ずは観光客が利用する道や施設を優先的に直しているそうです。 私たちが楽しめるのも、地元の人たちのお陰。 感謝しながらのウォーキングでした。 いつも温かいコメントほんとうにありがとうございます。 みなさまのコメントを励みに、 ブログ更新を頑張っています(*^_^*) お帰り際に1クリックをお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 4, 2012 04:14:55 PM
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