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November 2, 2013
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カテゴリ:国内旅行



四国遍路の続きです。

翌日は、始めに宿泊所・山陽荘のマイクロバスで、



36番 独鈷山 伊舎那院 青龍寺へ。


このお寺は、弘法大師が唐に留学されて真言の秘法を授けられ、

師の長安青龍寺の恵果和尚の恩に報いる為に、

同じ名前のお寺を建立したものです。







1.jpg


石段を上る前の駐車場からは、

奥に朱色が美しい三重塔が見えます。






2.jpg


170段の階段が続きます。

これは、ほんの一部。








3.jpg


本 堂



弘法大師が唐からの帰途、海上で嵐に遭ったとき、

不動明王が現れて、宝剣で波を切り開き難を救ったとされています。

ご本尊の波切不動明王は、その時の姿を刻んだものとされ、

漁民の信仰を集めているそうです。






4.jpg


帰り道は、石段を止めて、

う回路の坂道を下りました。

前を歩いているのが、私たちの先達さんです。



下矢印






34番 本尾山 朱雀院 種間寺



6.jpg


本 堂


ご本尊の薬師如来は「安産の薬師さん」と親しまれ、

妊婦が柄杓をもって安産のお参りをすると、

お寺では底を抜いて二夜三日の安産祈祷をして、

お札を添えて返します。

妊婦はそれを床の間に飾り、

無事に安産すれば柄杓を寺に納めるのだそうです。






5.jpg


子育観音


底が抜けた柄杓がたくさん奉納されています。

底なしの柄杓ほどに通りのよい

安産のご利益があると言われているのです。






55.jpg


無事出産し、奉納された底なしの柄杓の拡大



下矢印






33番 高福山 雪蹊寺


四国88ヶ所霊場の内2ヶ寺しかない臨済宗妙心寺派の寺院。



鎌倉時代の仏師、運慶とその長男、湛慶がこの寺に滞在し、

運慶は本尊の薬師如来像と脇侍の日光・月光菩薩像を制作、

湛慶は毘沙門天像と吉祥天女像、善膩師童子像を彫造し、

安置したとされています。

これらはすべて国の重要文化財に指定されています。






8.jpg


左奥が本堂で、右が大師堂



下矢印






32番 八葉山 求聞持院 禅師峰寺



9.jpg


峰山の頂上にあることから、

地元では「みねじ」と呼ばれ、親しまれています。

また、海上の交通安全を祈願して建立されたということで、

海の男たちは「船魂の観音」とも呼んでいるそうです。






10.jpg


境内からの眺めは、

眼下に海岸線が弓なりに広がり、

太平洋がどこまでも続いていて雄大そのものです。






11.jpg


峰寺不動明王

境内には、このような奇岩が沢山見られます。



今回のお遍路は、これでお終い。

後は、37番から44番までの8ヶ寺を残すだけとなりました。

もう直ぐ満願になります。



下矢印





lunch.gif


昼食にすき焼きが出てきたのは初めてです^^






12.jpg


料亭旅館 臨水という所で頂いたのですが、

お部屋の装飾が豪華で素晴らしいのです。






13.jpg


旧土佐藩主・山内一豊公のお邸跡で、

昔は散田屋敷と呼ばれ、宝物蔵があった所ですが、

空襲で消失。



22年に、現在の建物が建てられたのだそうです。





14.jpg


欄間の彫り物も素晴らしいの一言

<矢が刺さった山内一豊公>



下矢印





昼食後は観光です♪






15.jpg


祖谷のかずら橋






16.jpg


橋から下を見ると透けています。

以前渡った時は、雨で濡れていたので、

ちょっと怖かったのだけど、今回はOK(^^)v






17.jpg


川のセセラギが聞えてきます。






18.jpg


橋を渡りきった所でパチリ!

悪いので写真には撮りませんでしたが、

実は、殆どの人達は、恐々渡っていたんですよ。






19.jpg


でも、冷静に考えると、全然危なくはないんです。

身を乗り出さない限り、橋から落ちることはないし、

かずらで出来たロープの中心には、

太いワイヤーが入っているので、切れる事はありません(苦笑)






20.jpg


かずら橋の直ぐ傍にある琵琶の滝の由来


源平の戦いで屋島で敗れた平の国盛が安徳天皇を奉じ祖谷に潜入。

この地に土着したということは、

全国的に数多い平家伝説の一つに数えられています。



その落人達が、昔の古都の生活をしのびながら滝の下で琵琶を奏で、

つれづれを慰め合ったと伝えられているのです。



祖谷は、平家の落人たちが住んでいるので有名な所なんです。

実際、山の上の奥深い所に民家が点在しています。

ああいう人たちも、平家の落人の子孫なのかしら…

壇ノ浦の戦いの後の苦難に思いを馳せながら、

帰路につきました。










rose
 




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Last updated  November 2, 2013 10:03:59 PM



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