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昨日は、高崎シティギャラリーで開催中の、高崎市・上毛新聞社主催『中核市・高崎誕生記念 古代エジプト 神秘のミイラ展 オランダ国立古代博物館コレクション』に行ってきました♪
エジプトの文明にはあんまり興味のないワタクシですが、博物館大好きっ子だし(笑)、こういった機会に興味を持つきっかけが持てればいいかなぁ~、と、軽いキモチで前売券なんぞ買って行ってしまったワケですよ。 この『神秘のミイラ展』は、エジプト文明だとかピラミッドだとかはあまり関係なく(とはいえ全く関係なくはないですよ?)、古代エジプトにおける死生観や葬祭儀礼などについての展示品で構成されていて、歴史というより美術…といった雰囲気(笑)。 歴史が苦手な私でも、十分に堪能することが出来ましたよ♪ “ミイラ展”とはいえ、よくテレビに出てくる“カッパのミイラ”とかみたいな、水分が失われた肉体の本体がそのまま展示されているワケではなく、包布で覆われた状態で展示されています。 なので、中身はちょっと怖くって…という方も、どうぞご安心下さい(笑)! 他の展示品では、ミイラを納める美しい装飾がほどこされた棺や、ミイラ作りの道具、副葬品類や神像、ネコやハヤブサなどの動物のミイラ、そのX線画像などの他、ヒエログリフと呼ばれる古代エジプト文字を研究・解読したシャンポリオンの研究ノート、その“ヒエログリフ”が記されたロゼッタ・ストーンのレプリカ、“死者の書”と呼ばれる呪文(?)や葬祭儀礼を図解(?)した書物の一部が展示されていたりして、学校で勉強した“古代エジプト文明”というのとはまた違った方向からのアプローチで、歴史が苦手でも、行ってみて本当によかったなぁ~と感じました☆ 今まで、死者をミイラにして埋葬することは、権力の象徴の誇示であると思っていましたが、死後において、生前の行いがよければ、来世の死者の園で生きることができ、それこそが人生の中で最も重要!というのが、死者をミイラとする理由だったみたいで。 仏教でいうところの“輪廻転生”と似ていますが、古代エジプトでは、輪廻転生の「その人の生前の運命を背負って後世に生まれ変わる」というような解釈とは少々異なり、冥界に行く時に、単なる死者となるか、新たに死後の人生を生きるか、との審判を受け、死後の運命が決められる… 副葬品や棺の装飾などのひとつひとつ、全てに大きな意味を持ち、それは“永遠の命”を生きる為のものであって… ミイラや古代エジプトにあまり興味がない方にも、この機会にご覧いただいて、時空をも超える壮大なロマンを感じていただければ、展示されているミイラの“アンクホル”の本望なんじゃないかな、と思います(笑)。 《おまけ》 ミュージアムショップでは、古代エジプトのお土産(笑)を売ってました☆ 展示されている神像などのレプリカや、カード、ボールペンやノートなど、様々なものがありましたが、個人的には、復活のアイコンである“スカラベ”の小物が気になりました(笑)。 ↓エジプトまで行かなくても、楽天で買えるんじゃん(笑)! スカラベとは、この画像手前側にある、要は“フンコロガシ”という甲虫(笑)。 古代エジプト人にとっては、転がしているまん丸な動物のフンは、太陽をイメージするものであって、それを転がして運び、フンの中に卵を産み付け、そこから産まれてくるフンコロガシは、神そのものなんですね(笑)。 虫は嫌いだけど(汗)、ストラップなどの小物はお守りとして持ち歩きたいかも♪ 他にも、こういった感じの置物類も売られていましたよ☆ 展示品のなかでも“ファイアンス”という彩色陶器の類が多く見られましたが、こういった青い色をしているのが特徴。 ミイラのマスクなども、ラピスラズリを使って青く彩色されたりしていたようですね~。 こうしたグッズからエジプトの文明に興味を持つのも、アリかもですよ(笑)? 古代エジプトグッズの翠微洞 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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