カテゴリ:映画&DVD
夏休み前夜祭、ビールを飲みながらの夜更かしのお供に選んだのは、昔観たものの内容を憶えていなくてリベンジしたかった『惑星ソラリス』!
“長いなぁ~”という事は記憶の片隅にあったみたいですが(笑)、やはり…長かったです(^^; 途中、気が付いたら幻想の世界に入り込んでいたり(淡々とした進行と音楽が疲れた心と体に心地いいのよ(^^;)、気が付いたらメニュー画面になっていたり…(笑) 途中から観なおし、そしてまた、気づいたら朝になっていたり…(笑) そんなことを繰り返すこと数回、なんとか最後までクリアしましたが(笑)、全体的な感想としては、やはり 「難解」 のひと言、でしょうか…(^^; この作品は何度も観てはじめて、その世界観を理解できるものと思いますが、ラストシーンは衝撃的で、紙一重の絶望と希望、未来もいつか過去となり、常に前に進んでいなければすぐに現実から消えてしまう…そんな切なさや儚さが漂っている雰囲気が、なんだかとても切なくもあり、力強くもあり。 ズームアウトしていく画面に連動して、私の体も重力のある世界からズームアウトし、だんだんと無重力の世界へと向かっていくような、そんな気分でした。 この作品のアンドレイ・タルコフスキー監督は、親日家でもあったようですが(クルマで未来都市の道路を走るシーンは、東京の首都高で撮影されています)、作品の中に広島の原爆について触れている部分もあり、こういった中からまた、戦争と平和について考えるきっかけができるといいのかもしれないな、と感じました。 2部構成、時間的にもかなり長かったですが(首都高のシーンとか“どこか端折れないものか?”と真剣に考えてしまったほど(^^;)、私にとって、観ることができてよかった作品の1つになったことは間違いありません。 【DVD】惑星ソラリス 【HDマスター】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年08月19日 22時53分40秒
コメント(0) | コメントを書く
[映画&DVD] カテゴリの最新記事
|
|